「出産や加齢で昔よりお尻が大きくなってデニムがはけない、という人がいますが、実際にはお尻が大きくなったのではなく、お尻の筋肉が衰えて下に下がり、骨盤が横に広がった状態。腿の外側が張り出し、お尻の横に脂肪がつきやすくなるので、のっぺり横広のシルエットに。太ももとお尻の境がなくなります。お尻の下側が広がるので、小さなショーツには収まらなくなっていきます」(中村さん) 日本人は後ろより前の力が強い。お尻の筋肉が発達しにくい傾向に。人間の体の中でヒップはとても筋肉の大きいパーツ。 「地球上の生き物の中で、筋肉質のライオンより足の速い馬よりムキムキのゴリラよりも、体重比率でお尻の筋肉が大きいのが人間です。四つん這いの動物は腹筋がなく太ももの前側が発達していますが、人間は進化の過程で、お尻、特に大殿筋を発達させることで二本足歩行が可能に。狩猟民族の西洋人はパワーを出すために体幹を意識して後ろ体重になり
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