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ブックマーク / synodos.jp (193)

  • 変化するパートナー関係と共同生活――家族主義を問う/阪井裕一郎 - SYNODOS

    結婚しない人が増えたことによって子どもが減っている――。多くの人にとって疑う余地のない「常識」だといえるだろう。しかし、先進国のなかには、婚姻率が低下しているにもかかわらず、出生率が上昇傾向にある国も多くある。 このような事態を理解するには、結婚をしないで同居するカップル、すなわち事実婚や同棲(cohabitation)の増加に目を向けなければならない。 今も多くの日人の常識では、「恋愛結婚妊娠→出産」こそが“正しい順番”である。もちろん、実態としてこの“正しい順番”は今日では少なからず揺らいでいる。近年では結婚より妊娠が先となる「妊娠先行型結婚」の割合が増えており、すでに2000年の段階で、結婚全体のおよそ25%にあたり、特に10代では81.7%、20代前半では58.3%を占め、現在まで上昇し続けている。(『国民生活白書』) とはいえ、日社会の特徴は、出産の時点ではほぼすべてのカ

    変化するパートナー関係と共同生活――家族主義を問う/阪井裕一郎 - SYNODOS
  • 今、「部活がつらい」という声を出せるようになってきた――過熱する部活動から子ども・先生を救うには?/『ブラック部活動』著者、内田良氏インタビュー  - SYNODOS

    今、「部活がつらい」という声を出せるようになってきた――過熱する部活動から子ども・先生を救うには? 『ブラック部活動』著者、内田良氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー#ブラック部活 部活動問題の火付け役として議論を牽引し、各種メディアでも精力的に発言を続ける内田良氏の著書『ブラック部活動』(東洋館出版社)が発売された。 近年、部活動の過熱が続き、生徒の長時間活動の問題、教師のボランティアでの「全員顧問強制」など、部活動が大きな問題になっているという。部活動問題の課題はどこにあり、議論の高まりの背景には何があるのか。大会数の増加や吹奏楽部問題という話題から、SNSでの声を研究に取り入れる意味、さらには研究の姿勢について、内田良氏にお話を伺った。 (聞き手・東洋館出版社編集部/構成・櫻井拓) ――今回の書籍はずばり、「部活動問題」についてのものですが、内田先生ご自身は何部だったのですか?

    今、「部活がつらい」という声を出せるようになってきた――過熱する部活動から子ども・先生を救うには?/『ブラック部活動』著者、内田良氏インタビュー  - SYNODOS
  • 未完のマックス・ウェーバーを引き受ける人生――レジェンド・インタビュー01/折原浩氏インタビュー(聞き手/橋本努) - SYNODOS

    いまや伝説的ともいえる著名な知識人たちから、わたしたちは何を学び、何を継承していくことができるだろうか。シノドス国際社会動向研究所がお届けするシリーズ「レジェンド・インタビュー」では、知の分野でさまざまな貢献をなしてきた方々に、インタビューをつうじて人生を振り返っていただく。第1回目は社会学者の折原浩氏に話を伺った。 折原浩 1935年、東京生まれ。1958年、東京大学文学部社会学科卒業、同大学院社会学研究科に学ぶ。1964年、助手。翌年より教養学部専任講師。1966年、教養学部助教授となるが、1968年から69年の東大紛争において、当局と教授会・教員の姿勢を問い、とりわけ文学部学生の処分問題を事件の発端に遡って究明し、事実誤認を突き止めた。 1969年1月18-19日の機動隊再導入に反対して、授業再開を拒否し、「造反教官」と呼ばれた。学生の主張する「大学解体」を「大学解放」と読み替え、「

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  • なぜ学校で体罰や指導死が起こるのか?――社会に蔓延する“ダークペダゴジー(闇の教授法)”/教育社会学・教育科学 、山本宏樹氏インタビュー - SYNODOS

    なぜ学校で体罰や指導死が起こるのか?――社会に蔓延する“ダークペダゴジー(闇の教授法)” 教育社会学・教育科学 、山宏樹氏インタビュー 教育 #体罰#指導死#ダークペダゴジー#学校 学校の教室や部活動における、教師からの体罰が問題視されている。生徒を怒鳴る、脅迫する、見せしめにする、「飴と鞭」を使い分ける……など、子どもたちを恐怖で支配しようとする指導テクニックを指南する教育実践も多く出版されているという。なぜ今、このような教育方法の需要が高まっているのか。理想の教師像を抱いて教壇に立った教師たちが、なぜ子どもの意見を無視した方法論に手を染めてしまうのか。そして求められる実践について、東京電機大学助教・山宏樹氏に解説していただいた。(構成/大谷佳名) 恐怖支配、“飴と鞭”による指導は何が問題なのか ――最近、学校の先生の忙しさが問題となり、メディアなどでもよく取り上げられていますね。

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  • 「交渉学」とは?――誰もが幸せになる問題解決のために/交渉学・合意形成論、松浦正浩氏インタビュー - SYNODOS

    日常生活で友人や家族と話し合いによって物事を決める場面はたくさんありますが、こうした身近な「交渉」もビジネスや外交における交渉も、同じフレームワークで分析しようというのが、「交渉学」という学問です。小手先のテクニックに終始しない、交渉学の理論とはどのようなものなのか。みんなが納得できる合意形成にたどり着くには、どうすれば良いのか? 『実践!交渉学――いかに合意形成を図るか』(ちくま新書)の著者、明治大学専門職大学院ガバナンス研究科教授の松浦正浩さんにお話を伺いました。(聞き手・山菜々子/構成・大谷佳名) ――今日は、『実践!交渉学』の著者の松浦正浩さんにお話を伺います。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。 ――「交渉術」のビジネス書は数多く出版されていますが、「交渉学」と「交渉術」の違いは何なのでしょうか。 まず、学問かどうかという違いですね。ある個人の属人的な経験に基づいて論

    「交渉学」とは?――誰もが幸せになる問題解決のために/交渉学・合意形成論、松浦正浩氏インタビュー - SYNODOS
  • なぜ、残業はなくならないのか?/労働社会学・常見陽平 氏インタビュー - SYNODOS

    政府が成長戦略の一環として掲げる「働き方改革」。主に焦点が当てられている“長時間労働の是正”については、罰則付きの時間外労働の上限規制の導入がとりまとめられた。この問題に、私たちはどう向き合っていくべきなのか。4月1日に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)を上梓された、千葉商科大学国際教養学部専任講師の常見陽平氏に伺った。(取材・構成/大谷佳名) ――「日人は勤勉だ」とよく言われますが、長時間労働による過労死など働きすぎが問題になっていますね。 そもそも日人は勤勉かどうかを疑うべきです。日人が勤勉にみえるのは、職場の共同体化、あるいは後述する“雇用契約の曖昧さ”などの副産物だと私は見ています。社会の構造が変わらない限り、「長時間労働は仕方がないものだ」という風潮を変えるのは難しいと思うのです。勤勉さをいかに換金化するかの発想の方が大事だと思います。 ――そもそも、なぜこれほど長

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  • なぜ沖縄の若者たちは、地元と暴力から抜け出せないのか?/打越正行氏インタビュー - SYNODOS

    沖縄の下層の若者たちは、剥き出しの暴力に支配された地元や職場からなぜ抜け出せないのか? それは生活様式や「文化」の問題ではなく、産業構造や経済の問題だと語る打越正行氏に話を伺った。(聞き手・構成/芹沢一也) ――打越さんの研究について教えてください。 私は、若者文化、なかでも暴走族、ヤンキーの若者の文化について研究しています。そうした若者たちと活動をともにし参与観察をしたり、彼らに生活史インタビューを行ってきました。 暴走族のバイク倉庫に通い、建築現場で一緒に汗を流しながら、彼らの生活と仕事について調べるんですね。そのなかで、彼らが建築業や風俗経営業、違法な就労などといった、厳しい生活や仕事になぜ就くようになるのか、つまり沖縄の下層若者の就労をめぐる再生産過程に関心を持ちました。 沖縄には「ゆいまーる」という、相互に友好的に助け合う「つながり」があるといわれます。ところが、調査を進めていく

    なぜ沖縄の若者たちは、地元と暴力から抜け出せないのか?/打越正行氏インタビュー - SYNODOS
    akihiko810
    akihiko810 2017/03/22
    実際に暴走族のぱしりになって調査したと。面白い
  • 「ふつうに食べる」ってなんだろう?――拒食と過食がうつす私たちの食べ方/『なぜふつうに食べられないのか』著者、磯野真穂氏インタビュー - SYNODOS

    「ふつうにべる」ってなんだろう?――拒と過うつす私たちのべ方 『なぜふつうにべられないのか』著者、磯野真穂氏インタビュー 情報 #摂障害#新刊インタビュー#過#拒#なぜふつうにべられないのか 見た目がよければこんなに苦労しなくても楽しい人生を送れる。器量がわるいわたしはこんなに勉強しても人並みの人生を送れない――4年間、111時間におよぶインタビューを通し、拒と過文化人類学の視点からみつめた『なぜふつうにべられないのか』(春秋社)が話題を集めている。「ふつうにべられない」彼女たちのべ方は、どのようにこの社会とつながっているのか、著者の磯野真穂氏にお話をうかがった。(聞き手・構成/山菜々子) ――拒と過について、文化人類学からアプローチしたきっかけを教えてください。 私はもともと運動生理学を専門にしていたのですが、学べば学ぶほど人間が細分化していくことに

    「ふつうに食べる」ってなんだろう?――拒食と過食がうつす私たちの食べ方/『なぜふつうに食べられないのか』著者、磯野真穂氏インタビュー - SYNODOS
    akihiko810
    akihiko810 2017/03/02
    4年間、111時間におよぶインタビューを通し、拒食と過食を文化人類学の視点からみつめた『なぜふつうに食べられないのか』
  • キリスト教右派から読み解くアメリカ政治/『熱狂する「神の国」アメリカ』著者、松本佐保氏インタビュー - SYNODOS

    かつて殺し合う関係にあったプロテスタントとカトリックが手を結び、アメリカ社会を保守化させていったが、現在、トランプ政権のもとでふたたび宗教右派が活気づいている。『熱狂する「神の国」アメリカ』著者、松佐保氏に、宗教と密接に絡み合うアメリカ政治とその歴史について伺った。(聞き手・構成/芹沢一也) ――日は「アメリカ政治と宗教」について、とくにキリスト教右派の視点から、いろいろと教えていただければと思います。最初に基的なことをお聞きしたいのですが、そもそもキリスト教はアメリカで、どのような歴史をたどったのでしょうか? アメリカ大陸への入植の歴史では、カトリックが先に16世紀に伝来しました。スペイン帝国がフロリダに、最初のカトリック教区を設立したんです。一方、16世紀に起こった宗教改革で英国国教会が誕生しましたが、教会を改革しようとするピューリタンが英国から宣教活動を目的に、メイフラワー号で

    キリスト教右派から読み解くアメリカ政治/『熱狂する「神の国」アメリカ』著者、松本佐保氏インタビュー - SYNODOS
  • 脱成長派は優し気な仮面を被ったトランピアンである――上野千鶴子氏の「移民論」と日本特殊性論の左派的転用/北田暁大 - SYNODOS

    脱成長派は優し気な仮面を被ったトランピアンである――上野千鶴子氏の「移民論」と日特殊性論の左派的転用 北田暁大 社会学、メディア史 政治 #新自由主義#脱成長#移民論 以下では上野千鶴子氏の「移民悲観論」について相当に厳しい調子で批判を展開する。読者のなかには、「それほど強く批判する必要はない」「上野氏の業績を否定するのか」といった印象を持つ方が一定数いらっしゃると思う。たしかに、我ながらいささか感情的に書き殴っているという自覚は持っている。 私自身は、上野氏に学問的にも人間的にも大きな恩義を感じているし、日フェミニズムを切り開いた上野氏の業績に畏敬の念を抱いている。しかしここ数年、しばしば見かける上野氏の、おそらくは無自覚の「新自由主義」的な議論に危うさを感じ、学恩を受けた一人として、その議論の問題について対談やSNSなどさまざまな場で、同時代の社会学者として疑問を投げかけてきた。

    脱成長派は優し気な仮面を被ったトランピアンである――上野千鶴子氏の「移民論」と日本特殊性論の左派的転用/北田暁大 - SYNODOS
  • 感情の理屈を言語化する――漫画の何が私たちを泣かせたり笑わせたりするのか/漫画史・表象文化論、宮本大人氏インタビュー - SYNODOS

    感情の理屈を言語化する――漫画の何が私たちを泣かせたり笑わせたりするのか 漫画史・表象文化論、宮大人氏インタビュー 情報 #教養入門#表象文化論#手塚治虫 漫画評論というジャンルがあることをご存知ですか? 世のなかには、私たちが普段「面白い」で済ませているところを「面白い」で済ませず、学問の力を使って解明する人たちがいるのです。 明治大学4年生の私、白石がいままでずっと気になっていた先生方にお話を聞きに行く、短期集中連載『高校生のための教養入門特別編』の第4弾。『火の鳥』から、『バキ』『カイジ』『ちはやふる』まで、すべてをつなぐのは「表象」というキーワードでした。(聞き手・構成/白石圭) ――先生のご専門である漫画史と表象文化論について教えてください。 漫画史はいままでどのような漫画が出てきて、それぞれのジャンルのなかで漫画家たちがどのような技法を生み出してきたのかなどを調べます。ただ、

    感情の理屈を言語化する――漫画の何が私たちを泣かせたり笑わせたりするのか/漫画史・表象文化論、宮本大人氏インタビュー - SYNODOS
  • 「地域アート」と共同体――芸術の固有の領域とは何か?/田中功起(アーティスト)×杉田敦(美術批評)×藤田直哉(SF・文芸評論家) - SYNODOS

    「地域アート」と共同体――芸術の固有の領域とは何か? 田中功起(アーティスト)×杉田敦(美術批評)×藤田直哉(SF・文芸評論家) 文化 #地域アート 『地域アート 美学/制度/日』は、評論家藤田直哉の「前衛のゾンビたち 地域アートの諸問題」という論考を出発点に、アーティストやキュレーターとの対話や研究者の論考を編んだ書籍である。 「地域アート」を考えるとき、アートが乗っかる土台としての「コミュニティー」にぶち当たる。芸術が、共同体や社会、政治にアプローチするときの「芸術性」とは一体何なのか。芸術にしかできないこととは。『地域アート』編者の藤田直哉氏と、アーティストの田中功起氏、美術批評の杉田敦氏が語った。2016年4月10日のナディッフアパート(東京・恵比寿)での2週連続トークの1回目を構成して採録。(構成・撮影/長瀬千雅) 藤田 日では、越後有大地の芸術祭(2000年〜)や、瀬戸内

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  • 「終身刑化」が進む無期懲役刑の実態/浜井浩一×巡田忠彦×荻上チキ - SYNODOS

    法務省は昨年11月、無期懲役刑に関するデータを公表した(法務省「無期刑の執行状況及び無期刑受刑者に係る仮釈放の運用状況について」)。それによると服役中の無期刑者は2015年末時点で1835人。仮釈放が認められた受刑者は一桁にとどまり、服役期間が50年を超える受刑者も12人におよぶことがわかった。服役期間の長期化、所内での死者、数少ない仮釈放と、事実上の終身刑化が進む無期懲役。無期刑制度、受刑者の実態と、考えるべき課題について専門家に伺った。2016年12月10日放送TBSラジオ荻上チキ Session-22「塀の中でも老老介護〜終身刑化する無期懲役刑の現実」より抄録。(構成/増田穂) ■ 荻上チキ Session-22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニ

    「終身刑化」が進む無期懲役刑の実態/浜井浩一×巡田忠彦×荻上チキ - SYNODOS
  • オルタナ右翼を考える/前嶋和弘×八田真行×町山智浩×荻上チキ - SYNODOS

    今月20日、共和党のドナルド・トランプ氏による新政権が発足した。そんな中、トランプ氏の大統領就任に反対するデモは各地で行われ、人種差別、女性蔑視、移民排斥に対する危機感を訴える声が広がっている。大統領選において早くからトランプ氏を支持し、ネット上で過激な発言を繰り返している「オルタナ右翼」とは一体何なのか。今後アメリカ政治にどんな影響を与えうるのか? 専門家に伺った。2016年11月16日(水)放送TBSラジオ荻上チキ・Session22「トランプ旋風の一翼を担った『オルタナ右翼』とは何なのか?」より抄録。(構成/戸村サキ) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時~生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモ

    オルタナ右翼を考える/前嶋和弘×八田真行×町山智浩×荻上チキ - SYNODOS
  • 「社会調査」をやってみたいと思ったら――面白くてマネしたくなる『最強の社会調査入門』編著者に聞く/前田拓也×秋谷直矩×朴沙羅×木下衆 - SYNODOS

    「社会調査」をやってみたいと思ったら――面白くてマネしたくなる『最強の社会調査入門』編著者に聞く 前田拓也×秋谷直矩×朴沙羅×木下衆 情報 #新刊インタビュー#最強の社会調査入門 2016年を象徴する「今年の単語」に、“post-truth”(ポスト真実)が選出された。客観的な事実がないがしろにされる時代――そんな中、豊富な体験談ともに、16人の社会学者が社会調査の極意を伝授した『最強の社会調査入門』(ナカニシヤ出版)が注目を集めている。地に足をつけながら社会を知るためにはどうしたらいいのか? 前田氏、秋谷氏、朴氏、木下氏、4人の編著者にお話をうかがった。(聞き手/山菜々子) ――みなさんはどのようなことを研究されているのでしょうか? 前田 わたしは、「自立生活」という暮らしかたをしている身体障害者と、かれらの生活を日常的にアシストする介助者とのやりとりのなかから、障害者と健常者の関係性

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  • 所得や学歴で健康状態にも格差が?!――誰にでも起こりうる「健康格差」の実態とは/近藤克則×荻上チキ - SYNODOS

    糖尿病患者や要介護認定者などの割合が低所得・低学歴者ほど多いことが指摘されている。社会的な富の再分配を求める声が上がる一方、生活習慣を個人の責任とする議論も後を絶たない。雇用形態や所得、社会的階層の違いから生じる健康格差とは。公衆衛生研究をされている、千葉大学近藤克則教授にその実態と解決方法を伺った。2016年10月17日(月)放送TBSラジオ荻上チキ・Session-22「誰にでも可能性はある。健康格差の実態とは?」より抄録。(構成/増田穂) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。あなたもぜひこのセ

    所得や学歴で健康状態にも格差が?!――誰にでも起こりうる「健康格差」の実態とは/近藤克則×荻上チキ - SYNODOS
  • 商業性の中で芸術を追求する――『戦後ドイツの映画ポスター』展 /東京国立近代美術館フィルムセンター研究員・岡田秀則氏、大澤浄氏インタビュー - SYNODOS

    商業性の中で芸術を追求する――『戦後ドイツ映画ポスター』展 東京国立近代美術館フィルムセンター研究員・岡田秀則氏、大澤浄氏インタビュー 文化 #戦後ドイツ映画ポスター#東京国立近代美術館フィルムセンター 「戦後ドイツ映画ポスター」展が1月29日(日)まで東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催中だ。戦後東西に分かれ、別々の道を歩んだ2つのドイツ。それぞれの社会的背景のもとで、映画産業も独自の芸術性が花開いた。それに呼応するように、映画と観客をつなぐ宣伝媒体、ポスターも単なる商業的広告の域を越え芸術性を強めていった。商業的でありながら芸術的な映画ポスターの世界。フィルムセンター研究員、岡田秀則氏と大澤浄氏にその魅力を伺った。(取材・構成/増田穂) ――今まで「ドイツ映画」に関するイベントは見たことがあったのですが、東西で、しかも映画自体ではなくポスターを比較するような展示は見たことが

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  • 韓国という「国のかたち」――朴槿恵大統領の弾劾というケース/浅羽祐樹 - SYNODOS

    朴槿恵大統領の弾劾には、韓国という「国のかたち」、憲政秩序のありようが凝縮して表れている。朴槿恵や崔順実といった個人にだけ焦点を当てると、事の質を捉え損ねてしまう。一般に、「そもそもどういう問題なのか」を正しく理解することが最も難しい。 2016年12月9日、韓国国会は野党3党が提出した朴大統領に対する弾劾訴追案を234対56という票差で可決した。与党セヌリ党からも62票以上の「造反」があったということで、弾劾訴追はそもそも党派対立の結果ではないことを意味している。 韓国憲法(「韓国WEB六法」では憲法、憲法裁判所法、公職選挙法などを日語で読むことができる)は「大統領(など高位の公務員)がその職務執行において憲法や法律を違背したときには、国会は弾劾の訴追を議決することができる」(第65条第1項、括弧内は著者)と定めているが、朴槿恵大統領は崔順実らと共謀し職権乱用、強要、公務上機密漏洩な

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  • 「カジノ法案」成立――ギャンブル依存の実態と対策/田中紀子×佐藤拓×荻上チキ - SYNODOS

    「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」、いわゆるカジノ法案が今月15日に成立した。自治体や経界から経済効果を期待する声が上がる一方、ギャンブル依存症への影響、金銭の流れの透明性、国際交流など、さまざまな問題が指摘されている。今回は注目されるギャンブル依存症について専門家にお話を伺った。2016年12月7日放送TBSラジオ荻上チキ・Session22「カジノ法案が今週にも成立か!? ギャンブル依存の実態と対策」より抄録。(構成/増田穂) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。あなたもぜひこの

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  • 過労うつ自殺を生む社会は変わるのか――2つの電通過労自殺事件を『自殺の歴史社会学』から考える/元森絵里子 - SYNODOS

    2015年クリスマス、大手広告会社・電通の新入社員だった24歳女性が「過労自殺」した。16年10月7日に遺族が記者会見をおこなったことで、メディアも取り上げ、インターネット上で当人のツイートなどが注目されて、一気に社会現象になった。その過程で、多くの人に忘れられていた元祖・電通過労自殺事件の記憶が呼び起こされた。 1991年8月27日、電通入社2年目の24歳の青年が自ら命を絶った。長時間労働に加え、で酒を飲まされるといった「いじめ」(いまの言葉なら「パワハラ」)もあったという。 青年の死の原因が企業側の常軌を逸した働かせ方だと確信した両親は、雇用者の安全配慮義務違反として、企業を相手どった2億2,200万円の損害賠償請求に踏み切る。当初「自殺過労死裁判」と呼ばれていたこの裁判で、一審(東京地裁1996年3月28日判決)は、上司が労働時間軽減の措置をとらなかったことに過失を認めて1億2,6

    過労うつ自殺を生む社会は変わるのか――2つの電通過労自殺事件を『自殺の歴史社会学』から考える/元森絵里子 - SYNODOS