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ブックマーク / blog.gururimichi.com (20)

  • なぜ博士キャラは「〜じゃ」と話すの?リアルでは聞かない言葉遣いを紐解く『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』 - ぐるりみち。

    前々から不思議に思っていたんだ。いわゆる萌えアニメや美少女ゲームに登場するキャラクターを指して、「こんな話し方をする女子、現実にはいないだろww」「オタクの妄想きめえww」とツッコむ人を。 たしかに、リアルであんな話し方をする人は(ほぼ)いない。聞き慣れないアニメ声に忌避感を覚えるのだっておかしくはないと思う。でも誰に迷惑をかけるでもなし、フィクションなんだから、別に「うぐぅ」とか「へけっ」とか「トゥットゥルー」とか言ったっていいじゃまいか。ζ’ヮ’)ζ うっうー! そして何より、「話し方」について文句を言うなら、こう言いたい。 ──おまえ、それ、亀仙人の前でも言えるの? 亀仙人に限った話ではない。ネテロ会長でも、老ジョセフでも、ダンブルドア先生でも、マスター・ヨーダでも、オーキド博士でもいい。一人称が「ワシ」で「~じゃ」と話し「ホッホッホ」と笑う老人を、あなたはリアルで何人も知っているの

    なぜ博士キャラは「〜じゃ」と話すの?リアルでは聞かない言葉遣いを紐解く『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』 - ぐるりみち。
    akihiko810
    akihiko810 2018/06/21
    〈老人語〉の源泉は「18世紀後半から19世紀にかけての江戸における言語の状況」にある
  • 2017年上半期発売!おすすめのマンガ14冊をまとめたよ - ぐるりみち。

    過去の名作、誰でも知っている作品のランキングも良いけれど、最近、続々とおもしろいマンガが登場していると思いませんか? そこで今回は「2017年上半期に1巻が発売された新作マンガ(あるいは短編集)」に絞って、特にお気に入りの14作品をまとめました。拙い紹介ではございますが、よかったら参考にしてください。 スポンサーリンク 『とんがり帽子のアトリエ』白浜鴎 とんがり帽子のアトリエ (1) (モーニングコミックス) posted with ヨメレバ 白浜 鴎 講談社 2017-01-23 Amazon Kindle 楽天ブックス これほどまでに「魔法」にわくわくさせられたのは、小学生のころに読んだ『ハリー・ポッターと賢者の石』以来かもしれない。 生活を便利にする夢のような魔法と、世界を覆う大きな秘密。魔法使いの師弟関係に、これから始まる冒険への期待。そして忘れちゃいけない、「力」としての魔法の負

    2017年上半期発売!おすすめのマンガ14冊をまとめたよ - ぐるりみち。
  • 『学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』を読んで、思わず涙ぐんだ - ぐるりみち。

    最後のページをめくった瞬間、ラスト4行を読むために、このを手に取ったのだと理解した。普段、映画やアニメやサウンドノベルでボロ泣きすることはあれど、小説ライトノベルで泣くことは滅多にない。そんな自分が、書を読み終えた途端、なんとなくポロッと泣けてしまったのだ。 学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで posted with ヨメレバ 岡田 麿里 文藝春秋 2017-04-12 Amazon Kindle 楽天ブックス 脚家・岡田麿里さんの自伝である書。手に取ったきっかけは、「なんとなく」だった。岡田さんといえば、タイトルの『あの花』『ここさけ』をはじめ、数々の人気作品に携わっている脚家さん。その背景にはどのような経験があるのか、なんとなく気になったので。 そして、興味位で読んでみた結果がこれだ。 序盤こそ、不登校だった思春期のいろいろな意味でキツい経験に面らっ

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  • 『月がきれい』で毎週欠かさず悶えキュン死ぬ日々~聖地巡礼もしてきたよ - ぐるりみち。

    今期は紗霧ちゃん*1がかわいい。 ……そうなのです、わかっているのです。見るからにかわいい妹キャラにして、ぱんつ大回転中の洗濯機の前でノリノリダンスを踊る彼女を見たら、そりゃあ惹かれずにはいられないでしょう。しかし、それは重々承知のうえで僕は、声を大にして言いたいのです。 今期アニメは、『月がきれい』もいいぞ──と。 淡々とした印象ながら、不思議と惹きこまれた第1話 4月から放送されているアニメ『月がきれい』は、川越の中学校を舞台とした、思春期真っ盛りの中学生達による恋愛物語(Wikipediaより)。ラブコメ──というには “コメディ” の要素は控えめに感じられるものの、直球ストレートの青春モノだ。 主人公は、小説家志望の中学3年生・安曇小太郎(あずみこたろう)。 一見すると冴えない、おとなしい性格であるように見えて、男友達相手だと年相応のやんちゃさも垣間見える男の子。文芸部の部長でもあ

    『月がきれい』で毎週欠かさず悶えキュン死ぬ日々~聖地巡礼もしてきたよ - ぐるりみち。
    akihiko810
    akihiko810 2017/05/16
    このアニメはよい。よくも悪くも「小さくまとまった」つくりではあるが
  • 『新海誠Walker』神木隆之介さんとの対談が最高にアツい、ファン必読の書 - ぐるりみち。

    映画『君の名は。』を観に行ってきたのは、昨日のこと(感想記事)。 そのあまりの出来栄えに感動して夢うつつだった帰り道、小説版を買うべくアニメイトに立ち寄り、表紙と帯の文句に心惹かれ、思わず一緒に購入してしまったムック。それがこの、『新海 誠Walker』です。 てっきり、最新作を観て興味を持った人向けの「入門書」的な内容かと思っていたのですが、いざ帰ってを開いてみると、その多彩なコンテンツとボリューム感にびっくり。 新海誠作品が好きな人にとっては最高に嬉しい、設定資料集や絵コンテとともに過去作品を辿れるガイドとなっており、むしろファン必読の1冊。中でも、新海監督と神木隆之介さんのロング対談は他で読めない、最高にアツく濃い内容で、これだけでも買う価値がありそう。 自身も監督の作品の大ファンでありながら、役者の視点からも語られる神木隆之介さんの作品評と、それに呼応するように繰り広げられる

    『新海誠Walker』神木隆之介さんとの対談が最高にアツい、ファン必読の書 - ぐるりみち。
  • 『面白ければなんでもあり』? 加点法で考えるラノベ編集者のコンテンツ論 - ぐるりみち。

    「そげぶ」*1を知ったのは、高校生の頃だったと記憶している。 当時、ケータイのSNSでつながっていたネット友達がやたらと「禁書目録」なる単語を叫んでおり、いまだ中二病が完治していなかった高校男子の目に留まったのがきっかけ。──“禁書目録”と書いて、“インデックス”と読むとな? 異能力バトルもの? なにそれ面白そう。 案の定ハマり、アニメ化決定の報に狂喜乱舞し、なんやかんやでずーっと追いかけてきたライトノベル、『とある魔術の禁書目録』シリーズ。その担当編集者であり、他にも数々の大ヒット作品に携わってきた三木一馬さん、初の著書が『面白ければなんでもあり』でござる。 「編集者」としての方法論・考え方を記したハウツー書であり、筆者自身の経歴をまとめた自伝であり、面白い作品の作り方や売り方を分析したコンテンツ論、マーケティングでもある書。 編集志望の学生さんはもちろんのこと、ライトノベル文化が好

    『面白ければなんでもあり』? 加点法で考えるラノベ編集者のコンテンツ論 - ぐるりみち。
    akihiko810
    akihiko810 2016/04/12
    編集者・三木一馬
  • 初めての「瞑想」体験〜高野山東京別院の阿字観実習に参加してきた - ぐるりみち。

    この週末は、春晴れの心地良い陽気でございました。都内でもイベントが盛り沢山。幕張では日最大級の文化祭が催され、駒沢では若者が肉に狂い、後楽園では世界最高のロックスターがドームに立つ。そんな土曜日に、僕は、お寺さんで瞑想をしていました。 きっかけは、「無料で楽しむ東京ガイド100」と題されたガイドブック『FREE TOKYO』。この中で紹介されていた高野山東京別院の「阿字観実習」が気になり、勢いで飛び込んできたという格好でござる。聞くところによれば、若い参加者も増えているそうな。 ぶっちゃけ僕自身は宗教全般に関しては疎く、常識レベルの知識があるかも定かではない人間でございます。なので、「阿字観(あじかん)」*1に関する詳細な説明は省きつつ、その場で実際に体験し感じた空気感をメモ書きとして残すような形で、ざっくりと感想をまとめました。 スポンサーリンク 品川駅から徒歩15分、忙しなさを忘れる

    初めての「瞑想」体験〜高野山東京別院の阿字観実習に参加してきた - ぐるりみち。
    akihiko810
    akihiko810 2016/02/13
    品川駅から徒歩15分、忙しなさを忘れる都心のオアシス
  • 【冬コミ】非オタクでも楽しめそうな創作同人誌まとめ【C89】 - ぐるりみち。

    ※写真は夏のものです。 さあさあさあさあ! 2015年ラストですよ! 年末の一大イベント「コミックマーケット」がいよいよ、明日から3日間にわたって開催されます。昨夏に引き続き、こちらでは主に個人的に気になるサークルさんを勝手にご紹介。 一応の基準としては、「オタクじゃなくても楽しめそうな創作系オリジナル同人誌を頒布しているサークルさん」に独断と偏見を加えてまとめております。自分用のメモ兼、興味のある方の参考となりましたら幸いです。すべて3日目・最終日の東館に集中している……はず。 【A-55ab】こもれびのーと 【C89新刊③】世界でいっしょにゴハンべたいッ・イタリア編 【こもれびのーと/もみじ真魚】 https://t.co/HDuRDomvUr 新刊3冊目はイタリア編です。ピザとパスタとジェラートべ尽くし紀行! pic.twitter.com/2oXL63Q8sl — もみじ真魚@

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  • 国立新美術館『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム』展が最高だった! - ぐるりみち。

    記事は、2015年に開催された企画展の感想となります。 国立新美術館の企画展『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展』に行ってきました。前情報で展覧会の構成を見た限りでは、テーマ別に人気作品を並べるだけの内容なのかとも思ったけれど……正直、めっちゃおもしろかった! 懐かしの作品から未発売の最新作までゲームがプレイ可能だったり、あの名作の台やら絵コンテやらを真近で見れたり。「こんな作品まで取り上げるのか!」といったポイントも押さえられていたり、作品の製作過程も展示されていたりと、非常に盛りだくさんの内容でした。 「1989年」の“その後”を一挙にまとめた、文化の記録 企画展『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展』の主題は読んで字の如く、日のマンガとアニメとゲーム。手塚治虫が亡くなった1989年以降の25年間に焦点を当てて、テクノロジーの進化や、社会と価値観の変化を鑑みた上で、その作品傾向の

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  • 20代の目線から「働き方の選択肢」を考える〜おすすめ本を添えて - ぐるりみち。

    ノマド礼賛。 フリーランス万歳。 会社員とは別の「自由な働き方で楽しく生きよう!」という言説が活発になったのは、いつ頃からだっただろうか。少なくとも自分が大学生として過ごしていた2010年前後には、ウェブ上では既に耳馴染みのある論調となっていたのではないかと思う。 とは言え、「じゃあ就職活動しない!」なんて盲信して飛びつくような人はほとんどおらず、「そういうすごい人もいるんだーいいなー」といったほどほどの憧れと、「なんか怪しい……」という胡散臭さが同居していたような印象が強い。「そういうのもあるのかー」程度の、他人事。 書店にもその手のが並ぶようになり、「意識高い系」と揶揄されつつも、水面下では注目を集めていたそれらの主張。同時期にブラック企業批判の言説がメディアで活発化していたことを考えれば、それらのはある種のカウンターとして提示されていたようにも思う。 過労死や企業体質の問題が大き

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  • 『声優魂』大塚明夫が若者に贈る人生訓〜“役者”として生きる覚悟はあるか? - ぐるりみち。

    声優魂 (星海社新書) posted with ヨメレバ 大塚 明夫 講談社 2015-03-26 Amazon 楽天ブックス 「声優だけはやめておけ」 書『声優魂』の帯にはデカデカとこう書かれている。──とは言っても、アレでしょ? の帯なんて興味を持ってもらうための宣伝文句なんだから、実際は「声優」という職業の魅力を存分に語っているんでしょう? そう思って読んでみた。 ところがどっこい。 読み終えてみると、最初から最後まで、気の「やめとけ」でした。 幸せに過ごしたいのなら、人並みに日々を過ごしたいのならば、決して声優なんて目指すんじゃねえ、と。そんな甘っちょろいもんじゃないと。というかお前らバカじゃない? と言わんばかりの勢いで、全力で「声優だけはやめておけ」。完全に帯の通りの内容でございました。 そう豪語するのは、声優の大塚明夫*1さん。ゲームでは『メタルギアソリッド』のスネーク

    『声優魂』大塚明夫が若者に贈る人生訓〜“役者”として生きる覚悟はあるか? - ぐるりみち。
    akihiko810
    akihiko810 2015/03/31
    >「声優になる」とは“職業”の選択ではなく、“生き方”の選択である
  • 「◯◯世代」というレッテル貼りの不毛さ『「あいつらは自分たちとは違う」という病』 - ぐるりみち。

    「あいつらは自分たちとは違う」という病: 不毛な「世代論」からの脱却 後藤 和智 日図書センター 2013-10-10 Amazon 楽天ブックス 僕は「これだから、最近の若者は~~」という批判が好きではない。それが自分を対象にしたものではないとしても、聞いていて気持ちの良いものではないし、どうしても、それが安易で意味のない主張に聞こえてしまうからだ。 具体的な調査や研究に基づいて、「このようなデータがあるため、ゆとり教育にはこんな弊害がある」などと、論理的な言説が展開されているのなら分かる。けれど、素人目に見ても、テレビや雑誌の示す「◯◯世代」批判は、とにかくセンセーショナルな見出しと主張が重視され、全く妥当性を有していないように思える。 僕自身、子供の頃から「ゆとり」と呼ばれ、時にはテレビや新聞でバカにされながら育ってきた世代だ。そのため、僕にとって「世代論」といえば、特定の層の人間

    「◯◯世代」というレッテル貼りの不毛さ『「あいつらは自分たちとは違う」という病』 - ぐるりみち。
    akihiko810
    akihiko810 2014/12/25
     後藤和智『「あいつらは自分たちとは違う」という病: 不毛な「世代論」からの脱却』
  • アニメの「制作進行」ってどんな仕事?/『SHIROBAKO』『アニメを仕事に!』より - ぐるりみち。

    『アニメを仕事に!』中表紙。 今期のアニメは、『SHIROBAKO』が毎週とっても楽しみ。みゃーもりかわいい。 ある意味、「社会人あるある」「会社あるある」としても胃が痛くなりs……楽しめそうな作品だけど、何より、これまで全く知らなかった「アニメ制作」の現場が(創作とは言え)見られるのはおもしろい。 放映済みの3話までの内容としては、アニメ制作の中でも「制作進行」にスポットが当てられています。――そう、制作進行と言えば、ちょっと前にその仕事ぶりを記したが発売されて、一部で話題となっておりました。 アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読 (星海社新書) 舛 和也 講談社 2014-05-23 Amazon 楽天ブックス アニメ制作会社TRIGGER*1取締役の舛和也(@kenji2413)さんによる、アニメ業界の仕事の一端を書き記した。サブタイトルにもある通り、 “アニメ制作

    アニメの「制作進行」ってどんな仕事?/『SHIROBAKO』『アニメを仕事に!』より - ぐるりみち。
    akihiko810
    akihiko810 2014/10/30
    アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本
  • 意外と馬が合う?ホリエモンと寂聴さんの対談本『死ぬってどういうことですか?』 - ぐるりみち。

    特設ページ「瀬戸内寂聴×堀江貴文『死ぬってどういうことですか?』」より。 読みました。堀江貴文さんと、瀬戸内寂聴さんの対談集『死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論』。 スポンサーリンク 年齢差50歳、異色の2人の対談 最後に会ってほどなく、私は背骨の圧迫骨折になり、倒れてしまった。もし、これで死んでも、ホリエモンとあれだけ喋ったのだから悔いはないなと病床で私は朗らかであった。 若い人たちがこのを読んでくれると嬉しい。そして、私のいう原発と戦争について、自分の意見を見つけてくれることを切に願っている。 書は、瀬戸内寂聴さんの「はじめに」から始まり、堀江貴文さんの「あとがき」で終わる構成。編として、9つの対談が収録されています。 ちょうど50歳差というお二方。細部の意見の違い、経験や思想による方向性の違いはあれど、全体としては、意見の一致を得ているような印象でした。文

    意外と馬が合う?ホリエモンと寂聴さんの対談本『死ぬってどういうことですか?』 - ぐるりみち。
  • 「ライター」として「食っていく」ための考え方とは? - ぐるりみち。

    こちらのイベントに参加してきました。講師は、ブックライターの上阪徹さんと、有限会社ノオト代表の宮脇淳さん。お二方とも、宣伝会議で講師をされているとのことで、ライターや編集の実情や、実践的なお話も聴けるかと思いまして。 僕個人はライターでも何でもない、ただの泡沫ブロガー。それ以前に「無職」という、社会的には残念な人間にカテゴライズされる身の上ではありますが、「ライター」と「編集」といずれの職にも興味関心があったので、勢いで。無料だし。無職に優しい! わーい! その結果、イベント後の懇親会では名刺も肩書きもない状態で隅っこであわあわと震えているだけのコミュ障ボーイと化しておりましたが。周りを見ても、いただいた名刺を見ても、ガチの編集さんやライターさんばっかで超怖い。場違いですみませんでした。 イベントの詳細は、それこそ実際に活躍されているブロガーさんやライターさんが書いてくださると思うので、こ

    「ライター」として「食っていく」ための考え方とは? - ぐるりみち。
    akihiko810
    akihiko810 2014/06/21
    ほとんどのライターは、村上春樹のいう「文化的雪かき」に従事してるよ
  • 猫毛雨、御山洗――「雨」を表す、たくさんの日本語表現 - ぐるりみち。

    6月に入り、いよいよ全国的に雨の季節になりました。足元が濡れるのは好ましくないものの、雨そのものは嫌いじゃない。雨音を聞きながらの読書は捗りますしね。……いい雨だね。 ところで、日語における「雨」の表現と言えば、どんなものがあるでしょうか。 たとえば、「狐の嫁入り」*1。いわゆる「天気雨」を指す表現で、その由来には諸説あるとのこと。「晴れてるのに雨が降ってる! おかしい!」という異様さから、「キツネに化かされている」ような感覚を抱いたことで、そう呼ぶそうです。 地方によっては、「狐雨」「狐のご祝儀」とも言うそうな。さらに、海外では同様に「天気雨」を表す言い回しとして、熊や虎、鼠やジャッカルが結婚することもあるのだとか。雨=結婚という発想は世界各地で見られるようですね。 四季の変化に富み、天候も変わりやすい日では、さまざまな時代や地方、場面場面において、多くの「自然」に関する言葉が生まれ

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  • 『一〇年代文化論』“残念”な僕らの若者文化を解き明かす - ぐるりみち。

    残念さやかちゃん とは【ピクシブ百科事典】 さやかちゃんかわいい。 さやかちゃん……じゃなかった、さやわか*1さんの新著、『一〇年代文化論』を読みました。既刊としては、『AKB商法とは何だったのか』や、雑誌・同人誌への寄稿などがありますが、氏の著作を読んだのは初めて。 キーワードは「残念」。近年、人気のサブカルチャー作品を取り上げ、それらのなかで見られる「残念」な要素を見出し、若者文化や社会問題との関係性について論じた内容となっています。 文では、インターネット、ボーカロイド、ライトノベルアイドルなどの話題が登場。ただし、メイントピックである「残念」の部分に焦点が当てられているため、それぞれのカルチャーに関する言及は広く浅く、といったところです。 「そんな視点もあるのか!」と気付きのある点が多く、200ページというちょうどいいボリューム感もあって、さくっとおもしろく読むことができました

    『一〇年代文化論』“残念”な僕らの若者文化を解き明かす - ぐるりみち。
  • 「仕事旅行」で日本語教師になってみた! - ぐるりみち。

    先日、最近話題の体験型サービスの中から、『仕事旅行社』さんを利用させていただきました。少し前の話になるので、忘れてしまっている部分もありますが、せっかくなので、そのレポートを簡単にまとめてみようと思います。 ※旅先の担当者さんから掲載許可をいただいております。 「仕事旅行」って?どうやって応募するの? 株式会社仕事旅行社さんが提供する「仕事旅行」は、一口に言えば、さまざまな職業を体験することができるサービス。 掲載されている職業は、驚くほどに多種多様。神主、占い師、作詞家、鍛冶屋、パティシエ、ピアノ調律師、特殊メイクアーティスト、イルカトレーナー……と、当になんでもあり。 幼いころに夢見た憧れの職業だったり、聞いたこともないような専門職だったり。あまりにいろいろありすぎて、選ぶのにも目移りするレベルじゃないかと思います。神主にもなってみたいけど、バーテンさんも楽しそう……ぐぬぬ。 そんな

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  • 究極の自己肯定は肯定も否定もせず『“ありのまま”の自分に気づく』こと - ぐるりみち。

    “ありのまま"の自分に気づく (角川SSC新書) posted with ヨメレバ 小池 龍之介 KADOKAWA/角川マガジンズ 2014-01-10 Amazon 楽天ブックス 小池龍之介さんの著書『“ありのまま"の自分に気づく』を読みました。 一口に言えば、他者からの「承認」 に一喜一憂せず、善でも悪でもなければ何者でもない、ただの自分、“ありのまま”の自分を受容しようという内容。たびたび話題にも挙がる「自己肯定感」という言葉とも関連の強い、興味深い一冊となっています。 自己承認は成り立たない 書は全4章構成。その第1章「承認について」の序盤で、住職である著者は、「自己承認は成り立たない」と断言しています。それはなぜか。 老子や荘子の老荘思想の中には、自分が立派になったことを口で言うとか、自分がエコな生活をしていて自然な生活をしているということを口に出して言いたがる時点で、それはも

    究極の自己肯定は肯定も否定もせず『“ありのまま”の自分に気づく』こと - ぐるりみち。
    akihiko810
    akihiko810 2014/04/07
    小池氏の著書は、仏教観としては「入門・入口」な感じはする。仏教的思索を深めようと思うなら、南直哉(恐山の住職)が初~中級者向け
  • 承認欲求とは?コミュニケーション偏重主義が生み出す『承認をめぐる病』 - ぐるりみち。

    承認をめぐる病 作者:斎藤 環 日評論社 Amazon 就職活動中、それこそ耳にタコができるほどに聞いた言葉、「コミュニケーション能力」。話す人によって定義が違う場合も多く、僕は「(良くも悪くも)その企業の歯車となって働くための能力」などと脳内変換していたけれど、いまだに何のことか分からない。 そんな「コミュ力」を持たない人間は「コミュ障」と貶められ、コミュニティに適応できないとつまみ出される。自分の居場所を作るには、求められる「キャラクター」を演じなければいけない。 家庭に学校、職場にネット、それぞれの場所で違った「キャラ」を演じ分ける僕らは、いったいいくつの仮面を持っているのだろう。そりゃあ疲れますよ。でも、人付き合いは、社会的に生きる以上は必要不可欠なもの。楽しくもあるが、疲れる。 ネット上でもたびたび話題に挙がる「承認欲求」ですが、それを専門家の視点から詳細に解説したのが、書『

    承認欲求とは?コミュニケーション偏重主義が生み出す『承認をめぐる病』 - ぐるりみち。
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