パーティーが終わって、中年が始まる 2024.06.13 公開 ポスト 「40代の危機」を“みずみずしく”“さわやか”に描く「元・日本一有名なニート」の正直さ坂口孝則 『パーティーが終わって、中年が始まる』を発売日に読み、あまりのおもしろさに興奮したという経営コンサルタントの坂口孝則さん。シェアハウスを主宰し、インターネットを駆使した自由な生き方で注目を集めた著者であるphaさんと坂口さんは同じ1978年生まれです。phaさんの変化を坂口さんはどう読んだのでしょうか? ライブハウス、ノイズ、青春の終わり 私が16歳のとき。約30年前。ライブハウスにはじめて足を踏み入れ、タバコの煙、酒、喧騒、喧嘩、緊張感に包まれながら、最高の音楽を聴いた興奮は、それを経験していない人に伝えるのは難しい。 演奏がはじまった瞬間に、それまで客席で無口だった男たちが叫びながら集まり、モッシュとダイブを続ける。ステ