本連載を読むような人なら、インターネットはある種の生命線になっていることでしょう。普段から様々なネットワーク通信ソフトウェアにお世話になっているはずです。ある日突然、通信が遅くなった、何かが負荷をかけているかもしれない、今回はそんな状況を気軽に調べられるRust製のGUIアプリケーション「Sniffnet」とCLIツール「bandwhich」について紹介します。 Rust製の高速なネットワークモニタリングツールであるSniffnet ネットワークに接続されたコンピューター上のソフトウェアは、日々何らかのマシンと通信を行っていることが一般的です。特にデスクトップマシンなら、ソフトウェアのアップデートやDHCPによるアドレスの確保、arp/neighに対する応答などなど、ユーザーが「何もしていなくても」、なにがしかの通信は行われています。 これはコンピューターでの作業中も同じで、何気なくブ
先日、location-stateというパッケージについての記事を公開しました。 履歴に基づいて状態を復元できるReact系ライブラリで、現在はNext.jsを重点的にサポートしています。このライブラリの構成はcoreとなる部分とNext.js依存な部分を切り離しscoped packageとし、内部構成もこれに合わせていわゆるmonorepo構成で開発を行なっています。 @location-state/core: coreとなる部分 @location-state/next: Next.js依存な部分 この記事では、monorepoのパッケージ開発を快適にするために実際に採用したツールを紹介していきます。本稿で紹介するツールは以下になります。 pnpm turborepo tsup changesets Renovate pnpm まずパッケージマネージャーですが、個人的に最近はpnpm
こんにちは、セキュリティ猫です。 久しぶりに(ホントに久しぶりに)何かを書きたい欲が出てきたので、自分でも使い方の整理・機能の確認の意味を込めてツールの使い方を扱うことにしました。 今回は、調査で便利なツール「GreyNoise」について紹介していこうと思います。 GreyNoise はじめに 【注意事項】 GreyNoiseとは? 機能 IPルックアップ GREYNOISEクエリ言語 (GNQL) タグトレンド その他の機能 主な使い方 まとめ はじめに 【注意事項】 本記事内で、GreyNoiseの使い方や調査方法について記載しています。本内容は脅威から守るために利用しているものであり、決して悪用することはしないでください。 GreyNoiseを利用することで外部組織の情報を得ることができます。しかしながら、ここで得られた情報をもとにアクセスは行わないでください。アクセスを行う場合は自
jqがjqlang organizationに移譲され、数名の新たなメンテナーを入れた開発体制に移行してから三か月が経ちました。 私にとってこの三か月はとても濃厚で、これまでのOSS活動の中でも特に大変な期間でした。 itchyny.hatenablog.com github.com リポジトリの管理権限をいただいてからまずやったことは、既存のissueやPRの整理でした。 500ほどのissueとPRに目を通し、ラベルをつけて、解決済みのものを閉じて、直近で入れたいものを独断でリリースマイルストーンに入れていきました。 この整理がついた頃には他のメンテナの活動も活発になり、私の作ったマイルストーンのissueやPRを確認してくれました。 そして先日、ようやく1.7をリリースしました。 1.6から実に五年弱、一時は開発が完全に止まってしまいプロジェクトの存続を危ぶむ声も上がるような状況から
ID管理サービスや認証サービスなどを提供しているOktaが、個人向けのパスワードマネージャ「Okta Personal」を公開しました。 Okta PersonalはWebブラウザのプラグインなどと組み合わせて利用することで、Webサイトごとのパスワードの自動生成、パスワードの保存、ログイン時のIDとパスワードの自動入力などを行ってくれます。 現在ではソーシャルメディアから業務アプリケーションまで、多数のWebサイトにログインして利用することが一般的になっています。 このとき、推測されにくい十分な長さを持つ複雑なパスワードをWebサイトごとに重複しないように使い分けようとすると、現実的には記憶に頼るだけでは難しく、メモを取っておくなどパスワードを確実に記録しておく手段が必要となります。 一般にパスワードマネージャは、こうした推測されにくいパスワードの自動生成と安全な保存、そしてログイン画面
ドイツのNik社が開発していた高機能なPhotoshop用画像処理プラグイン「Nik Collection」。このNik社がGoogleに買収され、それに伴って「Nik Collection」が2016年3月から無料で提供されています。元々500ドルもしていた製品が完全無料になったという衝撃もさることながら、簡単に高品質な画像処理ができる*1ことから、天体写真の分野でも大変に注目を集めていることはご存知の方も多いと思います*2。 しかし、これの唯一の泣き所が「Photoshop用プラグインである」ということ。PhotoshopやLightroomがないと使えないのです。せっかく簡単に処理ができるというのに、高額なソフトが必要なのか……orz ところが先日、あぷらなーとさんが驚くべき報告をブログに上げていました。なんと単体で利用可能だというのです。 そこで、こちらでも試してみました。なお、検
過去のTweetsを全文検索できるmytweetsをBlueskyに対応した。自分用Twilogみたいなもの 以前TwitterのTwilogの代替えとして、mytweetsというツールキットを作りました。 自分のTweetsをインクリメンタル検索できるサービス作成キット と Tweetsをまとめて削除するツールを書いた | Web Scratch azu/mytweets: Search all your tweets. 今回、mytweetsをBlueskyにも対応させました。 合わせて、Vercelで動くようにしたりとか色々変更したので紹介します。 特徴 TwitterのTwitter archive dataをインポートできます 全部の履歴を取り込めます。 TwitterとBlueskyをサポートしています。 アーカイブからの差分をAPIを使って取得して、常に全部のTweetsをま
Runa という Ruby で Gem を使ったり複数ファイルで構成された中規模のアプリケーションを簡単に書くためのフレームワークを作っています。 Runa を作った経緯 Ruby は単独のスクリプトファイルとして実行するときは取り回しも簡単で大変使いやすい(小規模アプリケーション) が、特定の gem に依存したり複数ファイルで構成されるようなアプリケーションを作ろうとするとスタンダードな方法が用意されておらず(特に配布や共有のことを考えると)敷居が高くなってしまう(中規模アプリケーション) これが今まで余り問題にならなかったのは、Web アプリであれば Rails がその辺りも面倒をみてくれたり、コンソールアプリケーションなら gem で配布するみたいな方法でやりくりしてきた経緯がある。しかし gem で配布するには RubyGems のアカウントが必要だったり、昨今のセキュリティ問題
?「プロジェクトでよく使うコマンド Makefile に書いたろー」 ?「docker compose up -d --wait っと…」 👮♀「 Makefile警察 だ!」 👮♀「 Makefile は、ソフトウェアのビルドプロセスを自動化するためのファイルだ!」 👮♀「多目的なタスクランナーとして使うな!」 ?「せやったんか。誠にごめんなさい。」 Makefile は広く使われていますが、時々目的外に使われてしまうことがあります。しかし、そのような使い方にはより適した代替手段が存在します。この記事では、 Taskfile というツールについて解説します。 Makefile のつらみ Makefile は主にビルドプロセスを自動化する目的で生まれましたが、様々なコマンドをまとめて実行する便利さから多目的なタスクランナーとしてもよく使われます。しかし、次のような問題があります
こんにちは、Qiita運営です。 今日はQiita CLIをベータ版として公開することをお知らせいたします。 Qiita CLIとはQiita CLIとは、手元の環境で記事の執筆・プレビュー・投稿ができるツールです。 Qiita CLIを使うことで、普段ご自身で使っているエディタなどを使って記事の執筆・投稿がしやすくなります。 https://github.com/increments/qiita-cli このツールでは、コマンドラインやプレビュー画面での記事作成、更新・投稿を可能にします。 また、GitHub Actionsを用いてGitHubを介した記事投稿・更新も可能です。 プレビューは以下のように確認することができます。 このようにエディタで書いた記事をプレビューすることができます。 サイドバーでは未投稿の記事だけではなく、投稿済みの記事や編集中の記事なども確認、編集することが可能
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