仲正昌樹『 <ジャック・デリダ> 入門講義』作品社 (2016年) を読む。 とりあえず、50ページほど読んでみた。 この本は今から1年半前に一度売ってしまった。あまりにも難しかった。 今は読み物として、以前より楽しく読めている。 あれから、自分なりにいろいろな本を読み込み、予備知識はそれなりにつけてきた自負はある。 本書の致命的な点として、本書の精読対象である、デリダ『精神について』(平凡社ライブラリー) が市場にほとんど出回っていないところがある。 今年、奇跡的にBOOK・OFFで見つけることができ、すぐに購入した。 また、『エクリチュールと差異』、『滞留』、『触覚、』等の書物も入手した。 これらの書物が誰について論じているものなのか程度のことは理解した。 モーリス・ブランショ、ジャン=リュックナンシー。 『私はゼブラ』においても、ブランショは度々引用される。デリダもブランショについて