次期大統領の座を巡って、その予備選挙である「スーパー・チューズデー」が2020年3月3日に行われました。世界中が注目する次期大統領選、今後ますます盛り上がりを見せていくことでしょう。ここでは歴代アメリカ大統領のうち、「任期を全うできなかった大統領」について振り返ってみます。 暗殺、病死、スキャンダルなど理由はさまざま 初めて在職中に死去したアメリカ大統領は、第9代大統領のウィリアム・ハリソン(任期:1841年3月4日〜1841年4月4日)です。 彼は1841年3月4日に大統領就任宣誓を行いますが、この日は強く冷たい強風が吹き付けており、そのなかで2時間以上に及ぶ演説を続けたことから風邪を引き、のちに肺炎を引き起こし死亡したとされてきましたが、近年の研究で新たな説が唱えられています。 その説によれば、ホワイトハウス内で使われていた井戸水経由で腸チフスに感染したとされています。いずれにしろ、現