バスケットボールの人気漫画「スラムダンク」の作者井上雄彦さんが、日本協会から特別表彰されることになった。今秋の協会80周年行事の目玉企画として、9日の理事会で報告された。 競技人気を盛り上げただけでなく、印税の一部で「スラムダンク奨学金」を立ち上げ、選手の米国留学を支援していることを評価した。 「本当は協会がやらなければいけない仕事だけど、協会にはカネを使う人ばかりで、自分のカネを出す人は一人もいない」。幹部は自嘲(じちょう)気味に話した。
日本バスケットボール協会とそれぞれ覚書に調印したJBL・伊藤善文理事長(左)とbj・河内敏光コミッショナー。中央は麻生太郎・日本協会会長 日本バスケットボール協会は21日、傘下で企業チーム主体の日本リーグ(JBL)と外部組織でプロのbjリーグのそれぞれと、両者を統合して2013年に新しいプロリーグの立ち上げなどを目指す覚書を交わした。 新リーグは両リーグの既存の24チームに参加を呼びかけ、新規参入も認める。覚書を交わしたことで、bjは日本協会の傘下に入り、bjの選手も日本代表として国際試合に出場できることになる。 この日、東京都内であった調印式には麻生太郎・日本協会会長とJBLの伊藤善文理事長、bjの河内敏光コミッショナーが出席した。
バスケットボール男子の日本リーグで加入2季目のプロチーム、リンク栃木が10日からのプレーオフ決勝に初進出した。着実な強化と地元に密着した活動でファン獲得に成功し、球団経営も黒字路線に転じつつある。山谷拓志社長は「バスケット界にこういうやり方もあることを提示できた」と感慨深げだ。 人気、実力の両面で昨季からチームを引っ張るのは米プロリーグのNBAでもプレーした田臥勇太と、2季連続得点王の川村卓也だが、獲得は一筋縄ではいかなかった。NBAを目指し米国でプレーしていた田臥には担当者を渡米させ、代理人に「資料だけでも…」「5分だけでもお話を…」と猛アタックをかけた。 引く手あまただった川村には、山谷社長が直々に出向き、プロチームのビジョンを熱く訴え続けた。同社長は「2人がチームの礎をつくってくれた。経営面についても相当な不安があったと思う。決断に感謝している」と振り返る。 粘り強い努力は運営にも通
バスケットボールの全日本大学連盟と関東大学連盟は10日、両連盟の男性の前財務部長(57)が昨年度までの10年間で推定約1億1300万円を着服していたと発表した。前部長は「借金返済や商品先物取引に使った」と認めており、すでに2200万円を返済したという。両連盟は全額の返済を求め、刑事告訴も視野に入れている。 発表によると、前財務部長は、会計事務所に勤務する傍ら関東大学連盟では99年度から、全日本大学連盟でも01年度からともに昨年度まで会計を一手に引き受けてきた。関東の財務部長に就任した直後から、関東で約3200万円、全日本で約8100万円を使い込んだとみられる。昨年度末の全日本の会計報告で、広告料の契約書に記載された金額と、決算書の額が違ったことから使い込みが発覚、4月の両連盟名義の口座残高はほぼゼロになっていたという。両連盟は前財務部長が作った年度ごとの決算報告書に記載された繰越金から被
――4年間続いた対立「JBL」vs「bjリーグ」に終止符? 「日本にふたつあるバスケットボールリーグをひとつに統合して欲しい」 国際バスケットボール連盟(FIBA)のボブ・エルフィンストン会長が、日本バスケットボール協会(JBA)に、こんな要請をしていることが明らかになった。といっても、バスケットボール界に詳しい人でなければ何のことか解からないだろう。これまでのいきさつを説明しておく。 「JBA」と「bjリーグ」 “分裂状態”の2つのトップリーグ 現在、日本にはトップレベルの男子バスケットボールリーグとして「日本バスケットボールリーグ(JBL)」と「日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)」のふたつが存在する。 どの国でも各競技のトップリーグは通常ひとつだ。日本のバスケットボールも1967年にスタートした「日本リーグ」だけだった。松下電器、日本鋼管、住友金属、熊谷組、いすゞ自動
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く