オーストラリア・タスマニア(Tasmania)島モールクリークカースト(Mole Creek Karst)国立公園のトロワナ野生動物公園(Trowunna Wildlife Park)で、子どもを背負いカメラに向かって牙をむくタスマニアデビル(2003年10月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/Peter PARKS 【12月12日 AFP】オーストラリアのタスマニア(Tasmania)島にのみ生息する絶滅危惧(きぐ)種の肉食性有袋類、タスマニアデビルの間で広がっている致死性の伝染性悪性腫瘍(しゅよう)が、これまで安全とみなされてきた同島西部ジーハン(Zeehan)で初めて確認され、関係者の間に衝撃が走っている。 タスマニアデビルの間では、顔面などに大きな腫瘍ができて食物が摂取できずに死に至るがん性の伝染病「デビル顔面腫瘍性疾患(デビルがん、DFTD)」がまん延。既に感染は島内の60%に