フランス西部フィニステール(Finistere)のギルヴィネック(Guilvinec)港に打ち寄せる波(2008年3月10日撮影)。(c)AFP/MARCEL MOCHET 【6月19日 AFP】地球上の動植物の90%が消滅した大量絶滅は、潮の満ち引きが主因だったとする研究結果が英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。 地球上の生物の多くは過去5億年で、それまでの少なくとも5倍の速さで絶滅している。その原因の解明は古生物学および生物学上、大きな課題となっている。 これまでその原因として、火山の噴火や小惑星の地球衝突で大気中に舞い上がった大量の粉じんが幕となって引き起こされる冷却効果、二酸化炭素の排出量増加による温暖化、病気、資源をめぐる種間の争いなどが指摘されてきた。 今回発表された研究結果は、劇的な大変動ではなく、潮の干満と地質時代のたい積物を主要因として結論づけている。 ■
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