最後の南海戦士がグラウンドを去る−。巨人・大道典嘉内野手(41)が29日、東京・大手町の球団本部で現役引退を表明。1988年の入団からプロ23年間で南海−ダイエー−ソフトバンク−巨人と渡り歩いた“代打の職人”は「野球人生を全うできた。悔いはない」と静かにバットを置いた。 サービス精神旺盛な大道は、引退会見の後に、31日のGI天皇賞(秋)の予想もしてくれた。本命は〔6〕枠(12)番のアーネストリーで対抗が〔8〕枠(16)番キャプテントゥーレ。「日曜は台風で雨が残るみたい」と〔4〕枠(8)番シルポートも合わせて逃げ馬を上位に予想した。ただ、台風14号が早く関東地方を抜ける可能性もあるため、「天気によっては、全然違う展開になってくるよ」と大本命の〔1〕枠(2)番ブエナビスタ、〔2〕枠(3)番ジャガーメイルも気になる様子だった。