録画はするものの、見ないでため込んでしまう“死蔵コンテンツ”が増えている――野村総合研究所は5月25日、こんな調査結果を発表した。HDDレコーダーやテレビ録画機能付きPCの普及などによって録画が手軽になり、映像再生に対応した携帯機器の普及などで視聴スタイルも多様化しつつあるが、視聴時間は伸びていない、という結果だ。 ネットユーザー1000人(HDDレコーダー保有者、非保有者半々)に対して、映像視聴スタイルに関する調査を5月8日に行った。 HDDレコーダーのディスク容量平均は、昨年4月に行った同じ調査より54Gバイト(32%)増えて221Gバイトに。HDDレコーダーに保存してある番組の数は、昨年より10.4番組(39%)増えて37.3番組になった。「容量があればあるだけ番組が蓄積されるため、HDD需要は尽きない」(同社情報・通信コンサルティング二部の北林謙主任コンサルタント)。 その一方で、