インドで生理は不浄なものと見なされ、女性たちの生活の妨げとなることが多かった。生理用ナプキンの利用率は都市部でも3割程度と見られており、生理の正しい理解を広げる動きは進みつつある。同市場で日本ブランドの製品を展開するユニ・チャームに、インド市場の特徴、インドの女性の社会進出などについて聞いた。 生理は不浄との観念 2015年度に調査された「国家家族健康調査(第4版)」によると、インドの15~24歳の女性の62%は生理中にナプキンではなく布を利用しているという。ナプキンを買う経済的余裕の無い人の中には、土や灰を利用する人もおり、感染症や子宮がんの原因にもなっている。ヒンズー教では生理は不浄なものと認識されており、都市部や若者層では考えが変わってきているものの、生理期間中の寺院への立ち入りや、家庭でも台所への立ち入りが禁じられる場合もある。また女子学生の中には、生理中に十分な対処ができないため
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