ペルーを流れるアマゾン川源流で起きた原油流出(2015年2月6日公開、資料写真)。(c)AFP PHOTO/ PUINAMUDT/HO 【8月10日 AFP】ペルー政府は9日、アマゾン(Amazon)熱帯雨林の奥地にあるカナダ企業所有の原油採掘場を、やりで武装した先住民らが襲撃し、警官隊との衝突に発展して先住民3人が死亡したと発表した。先住民らは、政府の新型コロナウイルス対策に不満を募らせていたという。 襲撃を受けたのは、ロレト(Loreto)州ブレタナ(Bretana)にあるカナダ企業ペトロタル(PetroTal)の原油採掘場。約70人の先住民が8日深夜、採掘作業を中断させようと施設の占拠を試みた。 先住民らは、同社の油井「ロット95(Lot 95)」から原油が流出し、自分たちの土地を汚染しているとして不満を訴えている。また、ペルー政府のコロナ対策が先住民をないがしろにしているとも主張し