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ブックマーク / business.nikkei.com (439)

  • 危うすぎるトランプ「単独飛行」

    米ホワイトハウスで3月22日、中国製品の輸入に関税の制裁措置をかける大統領令に署名したトランプ大統領(写真:ロイター/アフロ) 米トランプ政権の動きにより、金融市場は大荒れの展開 3月22~23日の金融市場は、米トランプ政権の動きを材料に大荒れの展開になった。22日の米国に続いて23日の日でも株価が急落し、日経平均株価は2万1千円割れ。ドル/円相場は104円台に沈んだ。そして23日の米国株は続急落。中国が知的財産権を侵害しているとして通商法301条に基づく制裁措置(500~600億ドル規模の中国製品を対象とする関税)を盛り込んだ大統領令に22日署名したトランプ大統領は、中国企業による対米投資規制強化策の検討も指示した。また、これより前に決定済みだった通商拡大法232条に基づく鉄鋼・アルミニウム製品への新たな関税が23日に発動されたが、適用除外となる国・地域のリストに中国および日は入らな

    危うすぎるトランプ「単独飛行」
  • 核なき朝鮮半島、連邦制へのプロセス始まるか

    中国北朝鮮が3月26日、電撃的に首脳会談を行い「半島の非核化」で合意した 。新進気鋭の朝鮮半島研究者、宮悟・聖学院大学教授は、統一のプロセスが進むとすれば、連邦制による1国2制度のような状態になると考える。ただし米軍が撤退を受け入れるのは困難とも指摘する。 (聞き手 森 永輔) 中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が3月26日、首脳会談に臨みました。まさに「電撃的」。宮さんも驚かれたのではないですか。 宮:まさか、首脳会談を行うとは思いませんでした。びっくりしました。ただし、このタイミングで北朝鮮中国にアクセスするであろうことは、理屈で考えて明らかでした。 宮悟(みやもと・さとる) 聖学院大学 政治経済学部 教授 1970年生まれ。同志社大学法学部卒。ソウル大学政治学 科修士課程修了〔政治学修士号〕。神戸大学法学研究科博士後期課程修了〔博士号(政治学)

    核なき朝鮮半島、連邦制へのプロセス始まるか
  • 活況に沸く「五反田バレー」、とその次

    活況に沸く「五反田バレー」、とその次
  • “シンギュラリティ信奉者”の翻意が難しい訳

    ここ数年で最も驚いた出来事について書く。筆者がまったく信じていないビジョンを信じている知人に相次いで会ったことだ。 2017年の末、30年近い付き合いの経営者と会した。数年ぶりに会ったため話が弾み、禁酒中を宣言していたにも関わらず相当飲んでしまい、気持ち良くなっていた時、いきなり質問された。 「谷島さん、シンギュラリティについてどう思いますか。人工知能が進化して世界が一変するという、あの話です」 調子に乗って楽しく話していたこともあって即答した。 「サイエンスフィクションとして楽しんでいる人に文句は言いませんが、気でそう主張する人がいて困惑します」 彼は頷き、数秒おいてゆっくりと言った。 「色々な人に聞いていますが私の周囲には谷島さんと同意見の人が多い。でも私はその日が来ると信じています」 勿論冗談ですよ、と言って笑うのではないかと相手の様子をうかがうと真顔である。しまったと思ったが後

    “シンギュラリティ信奉者”の翻意が難しい訳
  • 忖度やパワハラがなぜ頻発するのか

    (前回から読む) このところ、政治に関するニュースで「忖度(そんたく)」という言葉が飛び交っていますが、これはどうにも外国語には翻訳しようのない、わが国独自の言葉だろうと思います。 元々は、古い中国の言葉で「相手の心情を推し量る」といった程度の意味合いだったようですが、今日では「相手の意向を推し量り、それにおもねった行動をとる」というところまで、すっかり含意が拡大しています。 ところで、この「忖度」という言葉は、以前は今日ほどポピュラーなものではありませんでした。しかし、それはこれに相当するような言動やその傾向が私たちになかったからではなく、むしろそういうことが、空気のようにあまりに当たり前のことだったので、あえてそれを問題視する必要すらなかったからだと思われます。 しかし、この「忖度」に通ずる日的な心性は、「空気を読む」「気遣い」「気配り」「おもてなし」といったおなじみの言葉の中にも脈

    忖度やパワハラがなぜ頻発するのか
  • 支持率急低下でピンチの安倍首相

    2018/03/27 14:19 >この件をきっかけに、財務省の権力が弱まる(例えば歳入庁と歳出庁を分ける)改革を実行するなどの対応を安倍政権が決断 この【あん肝】さんに類するコメント、他のコラムでもちょくちょく見かけるようになりましたね(私も書き込んだ一人です)。森友事件を奇貨として当に実行されるかも。 前川さんの風俗店通いの話が出た時点で連想したのですが「マスコミがあんまり調子に乗って騒ぐと、ノーパンしゃぶしゃぶ事件※の二の舞になるから財務省も止めた方がいいのに」と。 (※金融機関のMOF担による大蔵官僚への癒着・過剰接待が大問題となり、大蔵省から金融監督機能が金融庁として分離させられた事件。更に歳入監督権を分離し国税庁と統合、歳入庁を創設する案もあったが抵抗により頓挫して今に至る) 2018/03/27 12:18 安倍辞任 石破後任で消費税増税させて 消費税減税と憲法改正を掛けて

    支持率急低下でピンチの安倍首相
  • 国会中継に見る与太話と馬鹿話の教訓

    国会中継を見るのはいつも骨が折れる。 実態に即した言い方をするなら、見ていてうんざりするということでもある。 あるいは、国会中継は、一般人の視聴に耐え得るコンテンツではない、と言ったほうが正確かもしれない。 実際、私は、これまで、生中継で流れている国会の答弁の様子を、30分間以上集中して視聴できたためしがない。 毎度、10分もたたないうちに忍耐が尽きて、テレビの電源スイッチを押してしまう。 画面がシュッと縮まって黒っぽい平面の中に消える瞬間(あ、ブラウン管時代の記憶です)、いまいましい蚊をたたきつぶした時に似た、かすかな達成感をおぼえる。国会中継に好ましいところがあるのだとすれば、そのポイントだけだ。 質問のヌルさに腹を立てることもあれば、回答する官僚や大臣の言葉の使い方のデタラメさにいらいらすることもある。どっちにしても、30分だとか1時間みたいな単位の時間を、平常心で視聴し続けることは

    国会中継に見る与太話と馬鹿話の教訓
  • 国民の生命を守るため超憲法的な措置を許すのか

    第○条 大地震その他の異常かつ大規模な災害により、国会による法律の制定又は予算の議決を待ついとまがないと認める特別の事情があるときは、内閣は、あらかじめ法律で定めるところにより、国民の生命、身体及び財産を保護するため、政令を制定し、又は財政上の支出その他の処分を行うことができる。 (2)前項の政令又は処分は、○日以内に国会の承認がない場合には、その効力を失う。 西 修(にし・おさむ) 駒澤大学名誉教授。1940年、富山県生まれ。早稲田大学政治経済学政治学科卒業、同大学院政治学研究科修士過程および博士課程修了。政治学博士、法学博士。専攻は憲法学、比較憲法学。メリーランド大学、プリンストン大学、エラスムス大学などで在外研究。第1次・第2次安倍内閣の安保法制懇で委員を務めた。主な著書に『いちばんよくわかる! 憲法9条』『世界の憲法を知ろう―憲法改正への道しるべ』など(撮影:菊池くらげ) 西:こ

    国民の生命を守るため超憲法的な措置を許すのか
  • 木村草太教授と読み解く自民党の改憲7案

    自民党の憲法改正推進部が3月14日の役員会で、9条に関する7つの改憲案を示した。3月25日の党大会に向けて、意見集約が進められる。それぞれの案がどのような意味を持ち、どんな違いがあるのか。新進気鋭の憲法学者、木村草太・首都大学東京教授に聞いた。 (聞き手は、森 永輔) 木村草太(きむら・そうた) 首都大学東京教授。1980年生まれ。東京大学法学部卒業。専攻は憲法学。主な著書に『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』『憲法の新手』『憲法という希望』など(撮影:菊池くらげ、以下同) 7つの案を見て、どんな印象を持ちましたか。 木村:大きく言えるのは、安全保障法制*を2015年に無理に成立させたツケが回ってきたということです。安保法制を成立させる前なら、自衛隊を憲法に位置づけるのは今より容易でした。「日が武力攻撃を受けた場合にこれを阻止するため自衛隊を置く」とすればよいわけですから。しかし、安保法制

    木村草太教授と読み解く自民党の改憲7案
  • 私が6歳の娘に銃を教えた理由:日経ビジネスオンライン

    サウスカロライナ州に住むシャイアン・ロバーツ。13歳の彼女は小学校に通う普通の女の子だが、誰にも真似のできない一つの特殊技能を持っている。射撃の腕だ。13歳ながら、シャイアンは射撃大会の成人女子の部で優勝するほどの腕前だ。シャイアンと彼女に銃の扱いを教えた父親のダンのストーリーをひもとけば、普通の子供がどのように銃に出会うのか、その一端が垣間見えるだろう。(敬称略、ニューヨーク支局 篠原匡、長野光) 自分の子供に銃の扱い方を教えようと思ったのはなぜでしょう? ダン・ロバーツ(以下、ダン):私は過去に銃のインストラクターをしていて、子供たちが銃で事故を起こす最大の理由は扱い方を知らないことにあると感じていました。国として、私たちは子供たちに教えなくなってしまったんです。 「弾を装填したマシンガンをここに置いても大丈夫」 以前は普通のことでした。私が高校に通っていた頃は友人のほとんどがハンティ

    私が6歳の娘に銃を教えた理由:日経ビジネスオンライン
  • 霞が関文学としての森友文書:日経ビジネスオンライン

    今週のはじめに財務省が森友関連文書の書き換えを認める方針(←方針かよ)を発表して以来、世間の空気は微妙に険しくなっている。 論点は多岐にわたるが、ざっと考えて以下のような疑問点が浮かぶ。 改ざんに関与した官僚は何を隠蔽したかったのか。 彼らは、何におびえているのか。 「佐川(宣寿・前国税庁長官)の(国会での)答弁と決裁文書の間に齟齬があった、誤解を招くということで佐川の答弁に合わせて書き換えられたのが事実だと思います」という麻生太郎財務相の説明が示唆している「誤解」とは、具体的に誰のどのような認識を指しているのか。 佐川氏の答弁が虚偽でなかったのだとすると、その真実の答弁と齟齬していたとされる決裁済みの文書の方に虚偽が含まれていたことになるわけだが、その「虚偽」とは具体的に何を指すのか。そして、その「虚偽」と、文書の改ざん部分は整合しているのか。 通常、国会答弁では、質問側が事前に内容を通

    霞が関文学としての森友文書:日経ビジネスオンライン
  • 米国務長官解任の裏に元ロシア・スパイ殺人未遂

    米国務長官解任の裏に元ロシア・スパイ殺人未遂
  • 原発を造る側の責任と、消えた議事録

    原発を造る側の責任と、消えた議事録
  • 「文在寅の仲人口」を危ぶむ韓国の保守

    3月8日、韓国特使がトランプ大統領と面会後に会見、米朝首脳会談実現を宣言したが……。会見する鄭義溶国家安保室長(写真右)と徐薫国家情報院院長(写真:AFP/アフロ) 「非核化」発言は物か 鈴置:金正恩(キム・ジョンウン)委員長は当に「非核化する」と言ったのだろうか――。韓国政府の説明を疑う人が出てきました。 トランプ大統領を北朝鮮との対話に引き出すため、文在寅政権が「仲人口」(なこうどぐち)――縁談をまとめようと仲人が双方に都合のいい話をする――を駆使する様子が垣間見えるからです。 3月5日に特使として北朝鮮を訪問し、金正恩委員長と会談した鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(大統領府)国家安保室長。平壌(ピョンヤン)から戻った翌3月6日、訪朝結果を箇条書きにしてブリーフしました。 青瓦台の「鄭義溶首席特使の訪朝結果 言論発表」(3月6日、韓国語、動画付き)からポイントを翻訳します。 南北

    「文在寅の仲人口」を危ぶむ韓国の保守
  • ロシア大統領選、セレブな女性候補が台風の目

    ロシア大統領選、セレブな女性候補が台風の目
  • 最も使われているパスワードはいまだに123456

    最も使われているパスワードはいまだに123456
  • 王毅外相が「精日は中国人のクズ」と激怒した訳:日経ビジネスオンライン

    全人代会期中の恒例の外相記者会見で、日で一番話題になったのは半島問題でも貿易問題でもなくて、「精日」問題、つまり精神的日人、中国人の精神の日人化問題で、激怒したことであった。 「精日」(精神的日人)とは近年使われるようになったネットスラングで、「自分は中国人だが精神的には日人」を主張する若者を指し、中でも近代史における日の役割を肯定し、中国の抗日精神を否定している点が、日サブカル好き・哈日族と一線を画している。 旧日軍人コスプレの中国人コスプレイヤーが自撮り写真をネットにアップして拘留されるなどの事件が年明けにもあり、中国で社会問題化していた。そこで、王毅外相の発言があり、今年の全人代では「精日」を取り締まるための法整備も議論されている。 では、なぜ今になって精日とよばれる中国人の若者が目立つようになってきたのか。今までの中国における日ブームとどこが違うのか。 習近平政権

    王毅外相が「精日は中国人のクズ」と激怒した訳:日経ビジネスオンライン
  • 考え続けている。原子力発電は本当に危険か?

    考え続けている。原子力発電は本当に危険か?
  • プーチン時代、「終わりの始まり」

    平昌オリンピックのメダリストに勲章を授与するプーチン大統領(中央)。左は金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ選手、右は銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ選手(写真:ロイター/アフロ) ロシアの大統領選が3月18日に行われる。4選を目指すプーチン大統領をはじめ計8人が立候補しているが、世論調査機関、レバダ・センターが2月8日に公表した調査では、プーチン大統領に投票すると答えた人は71%に上り、圧勝の見通し。波乱のない退屈な無風選挙となりそうだ。プーチン大統領にとって、次の6年が最後の任期となるが、既に体制のピークは過ぎており、内外政策ともに厳しい6年になりそうだ。 宴のあと 前回2012年の大統領選は、モスクワで10万人規模の反プーチン・デモが行われるなど逆風の選挙で、大統領は勝利集会で涙を流していた。その後、プーチン政権は強硬な外交安保政策を推進し、ウクライナ危機ではクリミア半島を併

    プーチン時代、「終わりの始まり」
  • 米朝首脳会談の先に潜む日米離間

    まず北朝鮮の事情からお話ししましょう。北朝鮮は平昌(ピョンチャン)パラリンピックが終了した後に予定されている米韓合同軍事演習をなんとしてでも中止させたい。この軍事演習は北朝鮮にとって切羽詰まった脅威だからです。米国が北朝鮮を先制攻撃する最大のチャンスになる可能性がある。 北朝鮮が米土に届く大陸間弾道弾(ICBM)を完成させれば、米国は先制攻撃をしづらくなります。一度の攻撃で、北朝鮮が保有するすべての核兵器を破壊できなければ、米土が報復攻撃されるからです。米国が「そうなる前に先制攻撃をする」と考えてもおかしくありません。 演習中はさまざまな戦略兵器を朝鮮半島の周辺に動員します。米軍はそのまま、先制攻撃に移ることができる。北朝鮮は米国がこのチャンスを生かす可能性があると恐れています。 既に決まっている南北首脳会談に続けて米朝首脳会談が行われれば、少なくともその間、米韓合同軍事演習を先送りさ

    米朝首脳会談の先に潜む日米離間