演劇や映画文化の中心地として長年親しまれてきた東京・日比谷に、29日、エンターテインメント文化の新たな発信拠点となる大規模な複合施設がオープンしました。 西洋風の帝国劇場など多くの演劇場や映画館があった日比谷の新たなエンターテインメント文化の発信拠点にしようと、エントランスは、パリのオペラ座を参考にしたつくりで、吹き抜けを設けることで、訪れた人が劇場にいるような気分を味わえるよう工夫されています。 6階の中庭は日比谷公園と同じ種類の樹木を植えるなど、一体感をもたせているほか、屋外の広場は、直径30メートルの円形広場と階段広場があり、文化的なイベントを楽しむこともできます。 近くでおよそ50年以上にわたって飲食店を営む曽根健一さん(81)は「大きな変化を遂げている日比谷が、再び演劇や映画などの中心地として新たな街になることを期待している」と話していました。 屋外広場では来月にも演劇が上演され