なんと、「紀元前から」探し始めて、まだ「たったの51個」…じつは「偶数しか見つかっていない」完全数の、じつに「謎だらけ」性質 「素数シリーズ三部作」(『素数が奏でる物語』『素数はめぐる』『有限の中の無限』)でブルーバックスを代表する人気著者コンビ・西来路文朗さんと清水健一さん。最新刊『ガウスの黄金定理』も大好評のお二人が、新しい「数の世界」を案内してくださいます! 今回は、今日6月28日にちなんで、「6」と「28」にまつわるお話です。 この2つの数字に共通するのは、ともに「偶数」であることと、ともに「完全数」であること。 「完全な数」とは、また大げさな名前ですが、ピタゴラスやユークリッドに始まり、オイラーにいたるまで、名だたる数学者たちを夢中にさせ続けてきた「謎めいた数」なのです。 なにしろ、まだ「51」個しか発見されておらず、そのすべてが「偶数」だというのですが……!? 今日はなんの日?