サンドイッチが美味しいなと思ったのは、青春のころ。1980年代。米人の比較的多い環境だったこともある。日本人の作るサンドイッチとはずいぶん違うものだなとも思った。サイズとか。もちろん味も。 キャンプファイア場みたいのところで、みんなで持ち寄ってランチとかしたことがある。米人の女の子が手際よく鉄板の上でハンバーグを焼いて、バンズに挟んでくれた。ふーん、ハンバーガーって手作りありなんだと思った。どうやって作るのと聞いたら、お肉に塩とこしょうを入れて焼くだけよと言った。僕はけげんな顔していたんだと思うし、彼女も日本のハンバーガーに慣れていたんだろう。つなぎとか入れないほうが美味しいのよと言い足した。そうなんだ。ということで、その一言が僕の人生を変えた。そのシンプルなハンバーガーを作って食べるようになった。トマトやピクルスやレタスも入れるけど。 表参道に寄ったときバンブーでサンドイッチを食べるよう