国民生活センターは24日、物品のウイルス対策として活用されている次亜塩素酸水について、有効塩素濃度の表示がなかったり、濃度が表示より薄かったりする商品が出回っているとして注意を呼び掛けた。人体への使用時の有効性は認められていないのに「手指洗浄」をうたった商品もあると指摘している。 センターによると、次亜塩素酸水に関する相談は2019年12月以降に498件あり、「手に使用すると痛くなった」といった声もあった。 センターは、大手インターネット通販サイトで売れ筋の次亜塩素酸水15商品を調べた。うち5商品の本体には濃度の表示はなかった。