鉄のあけぼの(上)【電子書籍】[ 黒木 亮 ] 価格: 1650 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 「日本は貿易立国しかない。だから鉄をつくるのだ」川崎製鉄(現JFEスチール)創設者、西山弥太郎は、裏打ちされた技術と信念で経営を進める。銑鋼一貫工場を千葉に建設し、戦後日本企業が世界市場を席巻する礎を築いた。初の世界銀行によるを受け、夢の水島製鉄所を建造する。「世界をつくる火」が燃え上がる。 「暴挙」「二重投資」「製鉄所にぺんぺん草が生える」…… 批判の嵐の中、信念を貫き、高炉メーカーへの脱皮を果たした川崎製鉄社長・西山弥太郎は、世界の鉄鋼需要拡大を見通し、さらなる巨額投資に踏み切る。 【感想】 大正から昭和にかけて川崎造船所で働き、戦後川崎製鉄として独立、初代社長となった西山弥太郎を描く実名小説。鉄鋼業を軸に、戦後日本の経済発展も描写している。作者の黒木亮は松下幸之助や土光敏夫、そして井深