サイボウズは8月2日、自社のグループウェア製品を活用した在宅勤務制度を、全社員を対象に試験導入したと発表した。試験導入の期間は同日から10月31日までを予定している。 同社は、在宅勤務制度を試験導入する主な目的として、(1)能力発揮のために在宅勤務を希望する障がい者の雇用機会の創出、(2)オフィス以外での就業による業務効率の向上、(3)仕事と育児や介護を両立させようとする社員や出産を控えた社員、プライベートを重視したい社員の働き方の選択肢――の3点を挙げている。同社は今回の試験導入を通じて、これらの本格展開に向けて詳細に検討するとしている。 在宅勤務する社員は、携帯電話やスマートフォンから社内のサイボウズ製品に安全にアクセスできるVPNサービス「サイボウズ リモートサービス」を活用し、会社と同じ環境で業務を行えるとしている。サイボウズはこれまでも、最長6年の育児休業制度や働き方によって人事