緊急事態宣言が1都3県を対象に発令された1月8日。その当夜、鶴保庸介元沖縄北方相(53)の公設秘書2人と、門博文衆院議員(55)の公設秘書が、和歌山市内のカラオケバーで飲酒を伴う会食を行い、新型コロナウイルスに感染していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。 鶴保、門両氏はともに和歌山県が地盤で、二階派の所属。中でも、鶴保氏は常に二階俊博幹事長(81)と政治行動を共にしてきた「最側近」だ。
昨年末、差別的な発言で炎上した大手化粧品メーカー「DHC」の代表取締役会長・吉田嘉明氏(79)。「文春オンライン」特集班は、差別発言以外にも吉田氏が従業員に消費者の口コミを大量にSNSに投稿するよう指示していたことや、「愛社精神指数」と呼ばれる指標で賞与額を決めていること、人事評価で低評価の社員を「穀潰し」と呼んでいることなどを詳報した。 報道直後から、編集部には続々と同社に関する情報が寄せられた。「報道内容はDHC社内の問題の氷山の一角に過ぎない」という。 そんな中で、ちょうど記事が公開された昨年12月28日、ひとりの男性新入社員が研修中の人事部付きの身でありながら、懲戒解雇処分を受けてDHCを去っていた——。 労働問題に詳しい神奈川総合法律事務所の嶋崎量弁護士が話す。 「懲戒解雇は『死刑判決』に例えられることもあるほど、労働者にとって最も重い処分です。仕事を失うだけでなく今後のキャリア
老眼鏡を使い始めるタイミングは? ――一般的に、40代から老眼を自覚する人が多いと言われています。実際に何がどれくらい見えづらくなったら、老眼鏡の使用を検討すべきなのか。そのタイミングを教えてください。 内田 現在ですと、スマホの距離がひとつの目安になります。スマホの画面にピントが合いにくいと感じたら、検討を始めても良いでしょう。これまでは新聞を読んだり読書をしたりする際に自覚する方が多かったのですが、スマホは平均で25~30cmとそれらよりも近い位置で見ています。老眼は近い距離ほど見えにくさを感じやすいですから、これまでよりも自覚するのが早くなっていると言えます。 ――いわゆる、「スマホ老眼」と言われている症状ですね。 内田 そうですね。とくにこれまでメガネを必要としなかった、“遠くが見えやすい人”ほど近くが見えづらく感じるタイミングが早いです。 100円ショップの老眼鏡は大丈夫? ――
今、女性芸人の世界が揺れている。女性芸人といえば、当たり前のように「ブス」「デブ」「非モテ」をいじられ、そこで強烈なインパクトを残すことが成功への足がかりとされてきた。 しかし、持って生まれた容姿や未婚か既婚かどうかの社会属性などを「笑う」ことに対して、今世間は「NO」という意思表示をし始めている。「個人としての感覚」と「テレビが求めるもの」、そして「社会の流れ」。3つの評価軸の中に揉まれながら、女性芸人たちは新たな「面白さ」を探し始めている。 ◆ 「全国のモノマネ女子の頂点に立つ女」とは、「2億4千万のものまねメドレー選手権」に出場した時のキャッチフレーズ。休み時間に加藤茶のモノマネではしゃぐ男子たち、それを教室の片隅で「私ならもっと上手にできるのに」とほぞを噛む思いで見つめていた少女は、今武道館でその積年の思いを成就させる。 誰も気づかなかった視点、モノマネに「意地悪」の概念を持ち込ん
「元SMAP3人のTV出演に圧力の疑い ジャニーズ事務所を注意 公正取引委」 2019年7月17日、NHKが報じたスクープが世の中をざわつかせた。事務所から独立した芸能人が「干される」状況をめぐって、公正取引委員会が「注意」したという。これを指揮したのが、2013年から公正取引委員会の委員長を務めていた杉本和行氏だった。 どのような意図があったのか。2020年9月に公取委員長を退任した杉本氏に聞いた。(全2回の1回め/後編を読む) 2019年7月公表の“ジャニーズ事務所に対する注意処分” ――2013年3月から、7年半にわたって公正取引委員会委員長を務められました。その中で世間をざわめかせた取り組みの一つに、2019年7月に公表されたジャニーズ事務所に対する「注意処分」がありました。 杉本 ジャニーズ事務所がテレビ局に対し、退所した3人のメンバーを出演させないよう圧力をかけた場合は独占禁止
「所信表明の話を聞きたいといって呼びながら、所信表明にない学術会議について(菅義偉首相に)話を聞くなんて。全くガバナンスが利いていない。NHK執行部が裏切った」 朝日新聞が2020年12月12日付朝刊で報じた発言。坂井学官房副長官が5日夜に会食した時のものだ。菅官邸の中枢が怒りの矛先を向けているのは、NHKの――。 ◆◆◆ 「学術会議について首相に話を聞いた」のは、「ニュースウオッチ9」(10月26日放映)の有馬嘉男キャスター(55)だ。 「有馬氏は記者出身。経済部が長く、シンガポール支局長などを経て、大越健介キャスター時代の『9』デスクに就任しました。その後、17年から『9』キャスターを務めている。インタビューでは『NHKには非常に厳しい目が向けられている』などと語っています」(NHK関係者)
新海誠7作目の劇場アニメーション映画として2019年に公開された『天気の子』。「これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語」というキャッチコピーがつけられ、前作『君の名は。』同様その1年のNo.1ヒット映画になった同作。その最後のセリフがなぜ生まれたのか。アニメ評論家の藤津亮太氏が読み解いた。 ※本記事では映画のラストシーンに触れています。 ◆◆◆ 『天気の子』のラストシーンは「大丈夫だ」という言葉で締めくくられる。どうしてこの映画は「大丈夫」という言葉で締めくくられることになったのか。それはこの映画が無力な子供たちの物語だからだ。 『天気の子』に描かれた“ガラス細工のような世界” 物語の語り手は、家出少年の帆高。故郷の島を出て雨の降り止まない東京にやってきた帆高が出会ったのが陽菜。陽菜は1年前に母親を亡くし、弟・凪と2人暮らし。陽菜は、雨ばかりの世界に晴れ間を作ることがで
『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は不滅の記録と思われた『千と千尋の神隠し』を越え、日本映画の興行収入歴代1位になった。この空前の大ヒットをめぐって、さまざまな考察や論考の記事は増える一方である。 朝日、毎日と言った大手紙の考察論考記事連発を皮切りに、保守系新聞『世界日報』はWEB会員限定記事で『「家族」重視の改憲派にとって「鬼滅」人気は追い風、保守紙は目を覚ませ』という記事を掲載、コンビニで見かけた『実話ナックルズGOLDミステリー』(オカルト特集増刊らしい)の表紙には「『鬼滅の刃』は人類滅亡を暗示していた!」という見出しが踊っていた。 右から左まで乗っかりすぎだろう。イナバの物置じゃないんだから壊れても知らんぞ。 中でも映画公開前から様々な論争の焦点になっていたのが「作品のジェンダー観」に対する賛否である。 以下、最終巻が初版395万部という空前の規模で発売されたとは言え、「アニメで放送
「なりふり構わず逆襲に出なければならない」 2020年8月20日、吉田氏名義で社内に“檄文”のような「通達」が社内に掲示された。そこにはこう記されている。 《同業者が空を覆いつくす飛蝗か野壺にうごめく蛆虫のごとく蝟集するこの業界においては、NO.1だけがかろうじて認識され、あとはクズインチキの扱いしか受けない》 《もう我慢ができない。なりふり構わず逆襲に出なければならない。DHCは宣伝がどこよりも稚拙である》 《ある国籍不明の国会議員が「一番ではなく二番ではダメなんでしょうか」と寝ぼけたことを言っていた》 2020年8月20日に掲示された通達。「なりふり構わず逆襲に出なければならない」 現社員であるA子さんが語る。 「実はDHCの前期売上高が1000億円を切ってしまい、DHCが業界ナンバーワンの座から落ちてしまったんです。会長はそのことについて、かなり怒っているようでした。その怒りの矛先は
公式サイトに「チョントリー」など特定の民族や国籍を差別するような文書を掲載したDHC代表取締役会長の吉田嘉明氏(79)。ネット上ではこの“ヘイト投稿”を受け「#差別企業DHCの商品は買いません」との不買運動が広がっている。 「文春オンライン」の取材で、実は吉田氏の差別発言は常態化していたことが判明。吉田氏名義でDHC社内向けに不定期で出される内部資料「通達」と、現役社員(取材時)の告発をもとに、その実態を詳報した。(#1) しかし問題はこれだけではない。吉田氏は社員に対して、自社商品の口コミを書き込む“サクラ投稿”を指示していることが判明。消費者庁や文化庁に取材をしたところ、吉田氏が主導している“サクラ投稿”は景品表示法や著作権法に触れる可能性があるという。そのうえ吉田氏は、“サクラ投稿”を無償で引き受けた社員を「ゴールド社員」などと“格付け”していることも明らかになった。(#2) ヘイト
年齢を重ねて頭頂部が寂しくなる切なさは、経験者にしかわからない……。カツラや帽子で薄毛を隠している人もいると思うが、隠し通せずに悲劇を招くこともある。 先月、インドのムンバイ在住の女性が結婚したばかりのパートナーの男性を提訴した。ふたりはお見合いで出会い結婚。しかし、結婚後に彼がカツラで薄毛を偽っていた事実が発覚した。女性は、薄毛以外にも男性に対して不信感を抱いていたものの「ハゲているとわかっていたら結婚しなかった」と語っているという。インドのナヤ・ナガル警察は、男性を「背信行為」などの容疑で逮捕する予定だ。 このニュースに多くの薄毛男性がショックを受けたに違いない。もちろん、カツラがバレて逮捕……とまではいかないが、薄毛にまつわるトラブルは悩んでいる人の数だけ存在する。 ◆ ◆ ◆ カツラをかぶったことで「世界が光り輝いて見えました」 増田晴敏さん(仮名・52歳・不動産関係)は、30代の
著書『実験思考』は読者が買値を決めるという斬新な方法で発売し、1カ月半で約1億円を売り上げています。そのサービスを提供する株式会社価格自由には、取締役会長に幻冬舎社長である見城徹氏(69)が、代表取締役に光本氏と箕輪氏が名を連ねています」(経済紙記者) 光本氏本人が語った「私が提案したわけではない」 NewsPicksにもよく登場していた光本氏の名前はSNSで一斉に広がり、一時はTwitterトレンドにもランクイン。事態が大きくなったことを受け、12月10日、光本氏はニュースサイト「デイリー新潮」の取材に応じ、A子さんが亡くなった直前の様子を明かしている。 「女性急死のテキーラ事件 渦中の100億円『起業家』は『私が提案したわけではない』」と題された記事では、A子さんがその場でテキーラ1瓶を飲み干すことに挑戦したことを認めながらも、あくまでA子さんが自ら進んで行ったことであると、自身の関与
告発を受け、発注者の中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)の担当者と、元請けの大島産業の従業員らが立ち会って検査が実施された。電磁波レーダーを用いた詳細な検査の結果、鉄筋が入っていないことがその場で確認された。 問題の緑橋には大きな亀裂が 大島産業CEOの大島康朋氏は、10月下旬時点では「週刊文春」の取材に、「(鉄筋がないことは)250%ありません」と答えていたが、改めて同社に取材を申し込むと、11月2日、文書でこう回答した。 「鉄筋探査電磁誘導調査を実施したところ、本来施工すべき配力鉄筋が施工されることなく、コンクリートが打設されていたことが判明いたしました。(略)当社の責任は免れえない」 一方、NEXCO中日本の広報は「社内手続きが完了しておらず、回答は控えさせていただく」と答えた。 宮内秀樹農水副大臣 ©共同通信社 ことは高速道路の安全性に関わる問題だけに、元請け業者自らが、鉄筋
11月15日のNHK『あさイチ』で、朝のお茶の間に衝撃が走った。番組リポーターの魚住優アナウンサー(34)の母親が、女優の浅野温子(57)だと明かされたのだ。 「90年代のファッションを紹介する魚住と博多大吉(47)のやり取り中、大吉が『言っていいんでしょう』と確認したうえで浅野の名を明かした。魚住はワンレングスの髪をかき上げる母親のマネまでするサービス。一部では報じられていたことだが、こんな形で本人が言及するとは……」(放送記者) 魚住アナは慶大卒業後、スポーツ紙に就職するも1年足らずで退職。中途採用で08年にNHKに入局したという変わり種。岡山、盛岡放送局を経て2年前に東京に異動。昨年9月に結婚したという。 「爽やかな好青年風の、正統派NHKアナ。人当たりが良く局内でも好感度は高い。フリーに転身した堀尾正明(63)に風貌が似ており、バラエティー系もこなせる“第2の堀尾”と期待されていま
言葉には言霊という霊的な力があって、口にした言葉は現実になると言われています。だから嘘でもポジティブな言葉を口にしろ、と数々の啓発本には書かれていますが、嘘をつくのもなんなんで言いますけど、40代に入った頃からかな? 仕事がゆる~りと減り始めました。テレビの世界に入って、一度も手を抜いたことはありません。なのに減るのです。流行り? 運? 好感度? ネットには「面白くない」「消えろ」「消えた」…… 私は独身です。旦那も、子供も、彼氏もいません。わかりやすく私を必要としてくれる人が側にいません。年齢に比例して増えてゆく休み、そりゃ不安になりますよ。長い夜、思っちゃいますよ。「私は誰にも必要とされていない」と。 ©文藝春秋 ネットには「面白くない」「消えろ」「消えた」無責任な言葉が溢れています。私は、顔も名前も出さない奴らの憂さ晴らしのためだけに生きているんだ……。28年やってても頑張り方すらわ
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