ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』観てますか? てか、観てますよね。我々ももう夢中です。とにかくみくりと平匡に幸せになってほしい! 赤の他人どころか、フィクションの登場人物なのに、毎週TVモニターの前で神さまに祈ってるくらいです。伝え聞くところによると、かの菊地成孔先生もご執心とか。インテリから反知性主義を地で行く我々のような下々の者まで、日本中を魅了してしまっているのが、この『逃げ恥』です。 しかし、この『逃げ恥』というドラマ、ガッキーと星野源ちゃんという見事なキャスティングもさることながら、とにかく脚本と演出が素晴らしい。もちろん原作漫画の作者、海野つなみの秀逸なアイデアーーこの世知辛い日本社会に無残に弾き飛ばされた就職浪人女子みくりが思いついた「恋愛関係抜きの事実婚」という設定があってこそですが、いやいや、それだけではない。 よく観れば観るほど、海野つなみの原作に込められたメッセージを
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