主演作品が次々にヒット、この先も大河ドラマなどの主演が決まり、いま波に乗る吉高由里子さん(34)。この秋、2016年以来となる舞台に挑戦する。新人女優の死をめぐる映画監督と女優たちとの愛憎を描く『クランク・イン!』。映像作品とはひと味違う「生の空間」で、観客と同じ時間を共有する舞台に対し、吉高さんが抱く思い、俳優という仕事へのスタンスなどを聞きました。 「なんだったんだろう、この役」では終わりたくない ――『クランク・イン!』は、吉高さんにとって6年ぶりとなる舞台です。舞台作品についてどのような印象を持っていますか? 吉高由里子さん(以下、吉高): 映像作品とは、また感覚が全然違いますよね。例えば連続ドラマは週に1回放送されるので、次の回が流れる時間まで、ドラマを観ている皆さんの中でキャラクターがそれぞれ育まれているような感覚になると思うんです。連続ドラマで10回とか同じ役をやっていても、
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