北極「希望の海、公共財に」 上川外相、中ロの軍事動向注視―第2部「蒼い北極」(2)・〔66°33′N 北極が教えるみらい〕 時事通信 外経部2024年10月01日07時07分配信 インタビューに答える上川陽子外相=8月7日、外務省 日本政府は米ロなど北極圏8カ国で構成する多国間フォーラム「北極評議会」にオブザーバー参加し、科学技術面などで北極政策に関与している。外相就任前から北極政策に積極的に取り組んできた上川陽子外相に経緯や課題を聞いた。(肩書は当時) 【特集】「北極」が教えるみらい 覇権争い、温暖化の最前線 ―北極をライフワークとした経緯は。 北極は地球規模課題、特に気候変動と密接に関連している。気候変動が北極に与える影響はわが国を含む世界中に影響を与えている。危機感を持って取り組む必要がある。北極を「希望の海」として各国の権益のぶつかり合いを避けられるような人類の公共財と位置付けて日