将棋の八大タイトルの1つ、「名人戦」の七番勝負で、挑戦者の渡辺明 二冠がタイトルを持つ豊島将之 二冠を破って自身初となる「名人」のタイトルを獲得し、現在の棋士で最多の「三冠」に返り咲きました。 14日から大阪の関西将棋会館で行われた第6局は、中盤以降、渡辺二冠がリードする展開となり、15日午後5時38分、99手までで豊島二冠を投了に追い込み、渡辺二冠が4勝2敗で「名人」のタイトルを奪いました。 渡辺さんは、平成16年に20歳で「竜王」を獲得して以来、これまでに通算25期のタイトルを獲得し、長く、トップ棋士として活躍していますが、「名人」を獲得するのは今回が初めてです。 また、先月、棋聖戦の五番勝負で藤井聡太 棋聖(18)にタイトルを奪われて「二冠」に後退していましたが、今回の名人獲得で、1か月ぶりに現在の棋士で最多の「三冠」に返り咲きました。 対局のあと渡辺さんは「名人は自分に縁がないタイ
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