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ブックマーク / natrom.hatenablog.com (6)

  • 「冷たい」標準医療は「ぬくもりある」代替医療に勝てない - NATROMのブログ

    がんばれ!山先生〈2〉 「がんばれ!山先生」は、日医事新報という雑誌に掲載されている4コママンガである。日医事新報は医師向けの雑誌であるので、「がんばれ!山先生」も、完全に医師向けの内容である。内輪受け、自虐ネタが多い。今回紹介する「現代ムンテラ事情」も、自虐ネタである。「ムンテラ」とは、患者さんやご家族に対する説明のことを指す業界用語である。もともとは、「口(くち)」という意味のムント(Mund)と、「治療」という意味のテラピー(therapie)を合わせた言葉であるが、以下に引用するように、ぜんぜん治療になっていないことが多い。 現代ムンテラ事情(がんばれ!山先生〈2〉より引用) むろんこれはマンガなので誇張されている。実際にはこんな医師はいないだろう。だけど、医師の多くは、このマンガを読んで、「アハハ、だよねー」と思うのだ。200分の1の死亡率と聞いて安心できない患者さん

    「冷たい」標準医療は「ぬくもりある」代替医療に勝てない - NATROMのブログ
    as365n2
    as365n2 2010/10/18
    "安心したい患者さんがいる限り、代替医療は勝ち続ける"
  • 毎日新聞の石田宗久記者が良質な記事を書いている件 - NATROMのブログ

    ■問題点の概観:Chromeplated Rat経由で、毎日新聞まいまいクラブの「代替医療は玉石混交」という記事を知った。代替医療は玉石混交であり、「事実上、野放し」になっている点を批判的に紹介している。2006年、つまり、4年前の記事であるが、民主党政権が代替医療に好意的である今こそ、多くの人に読まれるべきであると考える。リンク先で全文が読めるが、少し引用しよう。 ■代替医療は玉石混交=石田宗久(西部経済部)(毎日新聞まいまいクラブ) 代替医療というより“オカルト医療”というべきケースも取材した。福岡市の歯科医は「万病の原因は歯にある」と主張し現代医学を非難。一般の歯科で使われる金属は有害だとして取り除き、「独自開発」という触れ込みの金合金と交換してかみ合わせを調整する「歯臓(はぞう)治療」で全身疾患を治すと豪語する。さらに、患者は頭部かららせん状のエネルギーを放射し「見つめるだけで水を

    毎日新聞の石田宗久記者が良質な記事を書いている件 - NATROMのブログ
  • クリスマス中止のお知らせから学ぶネットリテラシーTOSS風味 - NATROMのブログ

    TOSS(Teachers Organization of Skill Sharing)とは、「授業・教育にすぐに役立つ教育技術・指導法を開発し,集め,互いに追試し,検討しあって,自らの授業の 技術を高め,集められた教育技術・指導法自体もよりよいものにしようと努める教師の団体」である*1。TOSSのサイトを通じて授業の役に立つコンテンツを利用できる。しかし、その中のごく一部であるが、問題のあるものも混じっている。批判を受けたら削除しているようなので、今ではだいぶマシになったと思っていたが、どうやらそうではないようだ。galleryさんの以下のまとめが参考になる。 ■TOSSの、こんな授業はイヤだ(もっと休むに似ている) おなじみの水からの伝言をはじめとして、EM菌、マクロビオティック、歴史修正主義などなど。TOSSには質の良いコンテンツもあるのに、これでは他のコンテンツが可哀そうだ。ポータ

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    as365n2
    as365n2 2010/02/15
    "嘘は嘘であると見抜ける人でないと難しい"
  • なぜ丙午の年に乳児死亡率が高いのか - NATROMのブログ

    丙午(ひのえうま)の年に出生率が低下することはよく知られている。ウィキペディアの丙午の項によると、「この年に生まれた女性は気が強い」「一般庶民の間では、この年生まれの女性は気性が激しく、夫を尻に敷き、夫の命を縮める(男をい殺す)とされ」たとのことである。迷信ではあるが、迷信を信じている人が一定数いれば、迷信を信じていない親にも丙午の年の出産を避けるインセンティブが働く。最近では昭和41年つまり1966年が丙午であったが、その前後の年と比較して出生率が減った。 ここまでは別に不思議ではないのだが、丙午の年は、出生率が減っただけでなく、乳児死亡率が高かったのだ。私はこのことを基礎から学ぶ楽しい疫学というで知ったのだが、このには丙午の年に乳児死亡率が高い理由も同時に述べてあったので、考える暇がなかった。答えはこのエントリーの下の方に書いてあるので、クイズとして楽しみたい方は、途中までで読む

    なぜ丙午の年に乳児死亡率が高いのか - NATROMのブログ
    as365n2
    as365n2 2009/10/16
    タイムラグ
  • ニセ科学を見抜く練習問題(「バイオラバー」応援サイトから) - NATROMのブログ

    突然ですがここでクイズです。バイオラバーは山化学工業株式会社が開発した特殊なラバーで、「人体が持つ波長にもっとも近いバイオウェーブを出し、その共振効果によって、健康づくりや医療分野などで活躍」しているそうです。以下に引用する臨床実験で、「バイオラバーが糖尿病に効果があると実証された」と主張されています。Q.:この実験でバイオラバーの効果が実証されたと言えますか?理由をつけて答えてください。 ■「バイオラバー」応援サイト*1の■バイオラバーの効果*2より引用 インスリン非依存型の糖尿病に効果 糖尿病には2つのタイプがあり、バイオラバーは、このうちの2型、つまりインスリン非依存型に効果があることが、臨床実験で実証されています。 バイオラバーを膵臓のある位置にあてて軽くマッサージを続けると、血糖値が下がりはじめます。 個人差はありますが、多くの症状改善例が報告されています。 バイオラバーを使っ

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  • 未受診妊婦を減らす方法 - NATROMのブログ

    ■妊婦健診受けて!無料回数アップへ(日海新聞) 妊婦が定期的に受けるべき妊婦健診。近年、仕事の都合や健診費用を賄えないなどの理由で受診しない妊婦が問題となっている。かかりつけ医を持たないまま分娩(ぶんべん)の時期を迎えて病院へ駆け込む「飛び込み出産」へとつながるからだ。国は市町村が全額負担する健診回数を増やすよう通知。県内の自治体は無料で受けられる回数増加を検討している。 2ちゃんねるでは「野良妊婦」とも呼ばれるが、それぞれ事情があるわけで、ここでは「未受診妊婦」とする。引用でも述べられているように、未受診妊婦は飛び込み出産を招き、人や胎児の健康に危険があるとともに、医療機関に余分な負担がかかる。妊婦健診を受けるようにうまく誘導し、未受診妊婦を減らせれば社会全体のコストが下がる。さて、記事にある「無料回数アップ」という対策はどれくらい有効だろうか。私はあまり意味がないと考える。 自治体

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    as365n2
    as365n2 2008/01/11
    考えようによっては「朝三暮四」メソッド。出産一時金の支給に一工夫するアイデア。
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