フェイスブックを訴えた オーストリアの弁護士マックス・シュレムスさん(30)は、世界で最も有名なプライバシー活動家のひとりだ。学生だった2011年、米フェイスブックに個人情報の公開を請求。公開された1200ページを超える書類に消したはずの情報が残っていたことなどから、プライバシー侵害を訴え、今も訴訟を続けている。 2013年には、そもそも欧州から米国にデータを移すことを認めている協定が無効だと訴え出て、2015年、欧州司法裁判所の勝訴判決「シュレムス判決」を引き出した。これで世界的に有名になったシュレムスさんは、昨年には、新たなプライバシー保護団体「noyb」を立ち上げて、「プライバシーを実現しよう」をキャッチフレーズに活動している。 そんなシュレムスさんに1月下旬、会議に出席するために来ていたベルギー・ブリュッセルで、話を聞いた。 アメリカで感じた、「やってみよう」文化 マックス・シュレ
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