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2018年1月18日のブックマーク (5件)

  • 廃炉の時代 -- 朝日新聞GLOBE

  • 読み継がれる必読の名文@北京:朝日新聞GLOBE+

    近年、相次いで登場した若い人気作家の、ネットやドラマ、映画とのマルチな展開でヒットする小説は数あれど、「10年後、20年後も果たして読まれているだろうか」と思うものは少なくない。昨年の中国書籍市場におけるフィクションのベスト100のうち、2016年の新刊は4作品のみ。そのほかはすべて2015年以前の既刊、多くは10年、20年、それ以上のロングセラーというデータもある。なんと80年前に書かれ、今日多くの人に読まれ続けている小説もある。 『駱駝祥子(らくだのシアンツ)』はまさにそんな作品だ。林語堂らが1935年に創刊した当時注目の雑誌「宇宙風」誌上で36年から37年にかけて連載され、後に出版された。老舎は日でも広く読まれてきた中国の文豪だが、なぜいまベストセラー? 1899年生まれの老舎は1924年にイギリスに渡り、中国語教師として生活しながら『老張的哲学(張さんの哲学)』を発表、作家として

    読み継がれる必読の名文@北京:朝日新聞GLOBE+
  • 日系企業も労働者不足、期待はカンボジア人材:朝日新聞GLOBE+

    経済発展や少子化で、労働者を外国に送り出していた国が、受け入れる側に変わる。東南アジアではタイがそうだ。現地に進出した日系企業も、カンボジア人など外国人労働者に支えられている。(GLOBE記者 浅倉拓也) プノンペンの中心部には外国語を学ぶ塾が軒を連ねる通りがある 1980年代後半から日系企業が続々と進出したタイ。日貿易振興機構(ジェトロ)の2017年の調査では、その数は5444社に上った。2年前の調査に比べても大きく増えている。だが、この10年ほどは、特に製造業で、労働者の確保が重要な課題になっている。 タイでは少子高齢化が進み、失業率は1%を切る状態が続く。若いタイ人はサービス業を好み、工場などでの仕事は人気がない。さらに、労働組合の強さも雇用側にとっては悩みの種だ。 そんなタイの製造業を支えているのは、隣国カンボジアからの出稼ぎ労働者だ。ただ、不法滞在という弱みにつけこまれた人権侵

    日系企業も労働者不足、期待はカンボジア人材:朝日新聞GLOBE+
  • 78歳も参加する 零下30度のスポーツ大会:朝日新聞GLOBE+

    photo: Nakagawa Hitoki 凍った湖の一角に漂う霧の中から、ピンクの水泳帽が現れた。零下30度。薄い氷が漂う水面をかき、水着姿の女性が泳いでくる。25メートルを泳ぎ切ると両手を上に突きだし、「超気持ちいい!」と叫んだ。 ロシア極東ハバロフスクから車で約1時間のドラガ湖で1月中旬、冬季水泳大会が開かれた。厚さ70センチの氷をチェーンソーで切り抜き、長さ25メートルの臨時プールをつくった。水温は1度前後。霧はプールから蒸発した水蒸気が急に冷えてできた。参加したのは25078歳の40人余り。ピンク帽のリュドミラ・ジュラブリョバ(78)は70歳で水泳を始め、今回初めて出場した。「来年は200メートルに挑戦する」 photo: Nakagawa Hitoki 大会は今年で5回目だ。低温で筋肉が硬直する恐れがあるため、浮輪を持った救護隊員が選手の横を常に歩く。体を温めるための簡易サウ

    78歳も参加する 零下30度のスポーツ大会:朝日新聞GLOBE+
  • 失われし故郷への相聞歌@パリ:朝日新聞GLOBE+

    アフリカ中央部にブルンジという国がある。ルワンダとタンザニアとコンゴ(かつてのザイール)に挟まれた小国だ。ガエル・ファイの 『小さな国(Petit pays)』の舞台である。 昨年秋、権威あるゴンクール賞の最終候補に残った作品。賞は逃したものの、いまや家と肩を並べて毎年話題をふりまく「高校生の選ぶゴンクール賞」に選ばれた。35歳になるルワンダ人ラップ歌手の処女作であることも耳目を引いた。 物語は、作者と同じように、ルワンダ人の母とフランス人企業家の父を持つ少年の目線で語られる。ツチ族、フツ族、ザイール人、西欧人、様々な民族が共存するブルンジで、マンゴーの濃厚な甘い香りに包まれ、少年は幸福な子ども時代を送っていた。ただ、遠くに見える不吉な雨雲のように、隣国ルワンダの終わりのない内戦が「小さな国」にも影を落としている。ルワンダからの亡命者である母は、フランスで安全に暮らすことを夢見ている。

    失われし故郷への相聞歌@パリ:朝日新聞GLOBE+