どんなに好きな仕事であっても、どこかで自分の気持ちとすれ違ってくることはある。 そんなとき、あなたならどうしますか? コピーライター、そして作詞家として華々しいキャリアを積み上げてきた竹花いち子さんも、仕事と自分の気持ちに違和感を抱いたという。 そんな竹花さんが15年の 赫々(かくかく)たる実績を捨てて、 選んだ次なる夢は「レストランの開業」。 もちろん、そこには行き当たりばったりではなく、コピーライターとして培った 豊かなイメージの具現化、そして綿密な準備があった。 「へんぴな場所」にありながら、根強いファンと新たな顧客をひきつける 不思議なレストラン「東京料理タケハーナ」ををご紹介。 【夢が生まれた瞬間】 人気レストランを始める前、竹花さんは知る人ぞ知るコピーライターだった。 美大を卒業後、すぐにフリーのコピーライターとして独立。 もやもやとした時代のイ メージを、簡潔な言葉に収斂させ