0勝1敗、防御率9.43と結果を出せず、パイレーツから戦力外通告を受けた桑田【 (C)Getty Images/AFLO 】 ある程度は予期していたこと 現地時間8月14日、パイレーツの桑田真澄に戦力外通告。ここまで19試合を投げて0勝1敗、防御率9.43と結果を出せなかった。 故障者続出で野手が足りず、しかも下位低迷で若手を試したいチーム状況を考えても、フロントの決断は仕方なかっただろう。後半戦の桑田は苦しい投球ばかりだったと言うが、だとすれば降格はむしろ遅すぎたぐらいだ。 メジャーリーグはハリウッド映画ではない。だから、心温まるストーリーも毎回絵に描いたようなラストを迎えるとは限らないのだ。 もっとも、賢明な桑田なら、あるいはこんな結末があり得ることもある程度は予期していたのかもしれない。今月初めの取材時、すでに苦しい立場になりつつあった本人に、マイナー落ちへの危機感について尋ね