※2006年UBS調べ。 ビッグマックの個数:平均的な労働者が1時間働いた時給で買える現地価格のビッグマック個数を算出した。 世界の月給:時給から算出した推計値を使用。実質月給とは平均月給から税金と社会保障費を控除した金額。 たくさん買えるのは喜ばしいことだが、果たして、この数字に表れている事実を、素直に喜ぶことができるだろうか。 ビッグマックという世界中で流通する同一商品をもって、同じ時間あたりで購入できる数を比較すると、賃金と物価に関するいくつかの側面が見えてくる。 第1に、モノの値段が高いということ。たとえばコペンハーゲンやオスロでは、賃金そのものは世界の主要都市で最も高い部類だが、1時間あたりで購入できるビッグマックの数は3.3個に止まっている。これは賃金に対して物価水準が高いことを意味している。 第2に、賃金水準そのものが低いこと。当然ビッグマックなど「高根の花」ということ