労働などによって得たお金は、費消する分を超える金額については、現金で保有するか何れかの金融商品に投資されます。 人それぞれ投資スタンスがあるように、国によっても資産配分の状況は大きく異なるようです。 下図は2006年末段階の主要5カ国の個人金融資産の内訳をまとめたものです。 正味金融資産は、やはり米国が圧倒的で世界2位の日本の2.95倍となっています。金融資産の内訳も現金預金以外は満遍なく分散されているようです。さすが金融のトップランナーだけあって、債券や株式に対する投資配分が他国に比べて圧倒的に高い水準にあります。 英国の『保険・年金』比率の高さも興味深いです。英国はロイズが有名なように保険業務で世界トップ水準。日本の保険会社数は40社であるのに対して、市場規模が日本より小さい英国には159社も存在しています。GDPに占める保険料収入の比率が日本の約5.5%に対して、英国は約