警視庁丸の内警察署は2006年7月20日、大手オンラインゲーム運営会社のガンホー・オンライン・エンターテイメントの元社員(26歳、同年7月19日付で懲戒解雇)を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕したと発表した。ガンホーが運営しているオンラインゲームにおいて、ゲーム内で流通している仮想通貨を不正に増やし、他のユーザーへ仮想通貨を譲渡する見返りに現金を受け取っていた疑い。元社員は容疑を認めているという(発表資料)。 元社員が不正アクセスしたのは、ガンホーが運営しているオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」。同ソフトでは「Zeny(ゼニー)」という仮想通貨が流通している。通常はゲーム内に出てくる敵を倒し、そこで得たアイテムを売却することでゼニーを得られる。 ガンホーの社内調査によると、元社員は、直属上司の画面を盗み見ることで、本来は検証用やメンテナンス時に用いる管理者用ツールのIDとパスワード
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