福岡高裁が国に命じた諫早湾の開門期限は12月20日である。それに合わせて18日から22日まで、都内で演劇「有明をわたる翼」が上演される。弁護士と生物学者が脚本を書き、学会が後援する前例のない劇で、人間と自然との関係を問い直す。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代) 国営の干拓事業で諫早湾の約3500ヘクタールの干潟が閉め切られた1997年以来、有明海ではタイラギの不漁やノリの不作が相次いだ。漁業者らの訴えを受けて、福岡高裁は2010年に、潮受け堤防の水門を5年間開けて調査することを国に命じた。その履行期限が今月20日に迫っている。 劇には諫早湾を訪れる渡り鳥や干潟の生物たち、そこで生計を立ててきた漁業者たちが登場する。脚本は、弁護士の堀良一氏と海洋生物学者の飯島明子・神田外語大学准教授、演出を担当する野崎美子氏が書いた。 飯島氏が所属する日本ベントス学会自然環境保全委員会をはじめ、日本魚類
埼玉県北本市が約51億円の費用を負担して新駅を建設する計画の賛否を問う15日の住民投票は、「反対」票が76%を占めた。石津賢治市長は16日に会見し、計画を白紙に戻す旨を表明した。
地元のハウスメーカーにて、工期2012/12~2013/04で行い、 2013/04引渡しで新築にて戸建を建てました。 床はパナソニック製品の「ジョイハードフロアーA リアロ」の チェリー柄を1F、2Fの全面で使用しております。 (製品については以下リンクを参照) http://sumai.panasonic.jp/floor/lineup/joyhard_a … この床は表面に無垢材のように見える質感の突板を張り付けた 床なのですが、この突板部分に数か月前から凹凸が出来始め、 現在は30cm~50cmの範囲で表面だけ浮き上がっている状態に なってしまいました。(添付画像参照) ハウスメーカーに連絡し、該当箇所の床を1枚外し 製造元(パナソニック)に検査して頂いたところ、浮上り部分の 突板の裏面、また床材の下の建材(木材)部分にカビが 発生している状態になっておりました。 製造元の正式な検
終わらない教育費、妻も月3万稼ぐ必要 −定年後の「ビンボー家計簿」公開【年収400万】 プレジデント 12月16日(月)11時45分配信 ●西谷さんの悩み ---------- 【家族構成】[夫]60歳 元エンジニア[妻]58歳 専業主婦[長男]28歳 大学院生・会社員[長女]19歳 大学1年生【月収(手取り)】夫 33万円[給与24万円・年金(報酬比例部分)9万円]、妻 なし【貯蓄額】2500万円【ローン残債】500万円(住宅ローン) ---------- 機械メーカーでエンジニアとして働いてきた西谷さんはこの春に定年退職。再就職先もすんなり決まり、厚生年金(報酬比例部分)と合わせて月33万円の収入がある。夫婦2人なら十分に暮らせる金額だが、問題はまだ大学1年生の娘がいること。収入が減った中での教育費の負担は重く、妻が家計引き締めに努力しているものの、毎月5万円以上の赤字が出てい
手づくりの雑貨や健康的な食べ物など、ロハスをテーマにさまざまなブースが出店する屋外イベント『ロハスフェスタ』。先日、大阪府吹田市の万博記念公園で開催されたこのイベントに、URが出店し、そのブースではDIY(Do It Yourself=自分の手で生活空間をつくったり、修理をしたりすること)の体験ができるということで、筆者も参加してきました。 古くなった団地の床材がネームプレートに 筆者が参加した開催2日目はあいにくの雨。しかし、悪天候にもかかわらず、URのブースで開催されたワークショップは整理券がなくなるほどの人気ぶり!この日は団地の床材を再利用してネームプレートをつくるということで、人気DIYブロガーのMarineさんに教わりながら、テントの下で制作をスタート。
写真で見る限り、土台が寄っているのではなく、基礎が寄っているようです。要するに基礎の位置が間違っているのでしょう。 在来工法の宿命でも何でもなく、ただの施工ミスです。 本来ある強度は発揮されないので、許容範囲かどうかと言うより、設計事務所が監理に入っていたら基礎補強をして(多分添え基礎)直させるでしょうが、工務店では施主が強硬に言わない限り押し通すでしょうね。
今年10月、札幌市内の衣料品チェーン「しまむら」で店員に土下座をさせて、その様子をツイッターに投稿した女性が強要罪で逮捕された。女性に前科がなく反省していたことから強要罪については起訴猶予になったが、追送検されていた名誉棄損で略式起訴されて、罰金30万円の支払いを命じられた。女性がクレームをつけたのは、同店で購入したタオルケット。30万円あれば、良質なタオルケットを何枚も買える。この女性にとっては、じつに高い買い物になった。 普段からお客に振り回されがちなビジネスマンは、悪質なクレーマーが強要罪で逮捕されたと聞いて大いに留飲を下げただろう。しかし消費者の立場に立つと、警察の対応を喜んでばかりいられない。企業のリスクマネジメントに詳しい浅見隆行弁護士は、「クレーマーを強要罪で逮捕するのは非常に珍しい」という。 「警察は民事不介入が原則。お店と客にトラブルがあっても、金品を脅し取るレベルに
日銀が16日発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI=「良い」から「悪い」を引いた割合)が大企業製造業でプラス16となり、9月の前回調査(プラス12)から4ポイント上昇し、4四半期連続で改善した。中小企業製造業がプラス1と10ポイント改善、中小企業非製造業がプラス4と5ポイント改善し、中小企業の改善が目立った。 大企業非製造業のDIはプラス20で、前回調査から6ポイント改善した。 中小企業非製造業のDIがプラス圏に浮上したのは平成7年2月以来となる。中小企業のDIで前回より下落したのは1業種だけで24業種が上昇した。 12月短観の調査期間は11月14日から12月13日、回答率は99・4%だった。
■なぜ通貨安競争は悲劇を生むのか 震災後に日本株を買っていましたが、2012年11月に安倍現首相が無制限に金融緩和を打ち出してから、さらに買い増しました。そして今年5月前半にその多くを売りました。その後、日経平均は5月23日、00年のITバブル崩壊時以来の下落率を記録。今回はバブルというほどではなく、金融緩和で市場にあふれたお金に投資家が食いつき、株価が急激に上がっただけなのです。そもそも長く続かないと見越して短期で売った。6月に入り、株価も為替も乱高下しています。農業関連株などは残していますが、大きく下がったら多少買い戻しも考えます。 日本ではいわゆるアベノミクスにより急激な円安・株高が続いていました。多くの人がこの政策をもてはやしていますが、はっきりいって災厄以外の何ものでもありません。傍目にはとても感じがよさそうに見えるこの政策によって、安倍首相率いる自民党のお仲間とごく一部の人
武田は国内最大手であるだけに、外国人社長の起用は業界を揺るがしているPhoto by Takeshi Yamamoto 武田薬品工業の仰天トップ人事が波紋を広げている。長谷川閑史社長が来年6月に会長兼最高経営責任者(CEO)に就任し、英国の大手製薬会社、グラクソ・スミスクライン(GSK)からフランス国籍のクリストフ・ウェバー氏(47歳)を社長兼最高執行責任者(COO)として招くというものだ。 【詳細画像または表】 確かに武田は、新興国市場の攻略を意識し、2011年にナイコメッドを買収、外国人を経営幹部として積極採用するなど、「グローバル経営」を標榜している。外国人従業員比率は7割弱に上り、経営幹部会議の定例メンバーは、9人中5人を外国人が占める。 今回の人事について長谷川社長は「グローバルに競争力のある会社にするには、本当にグローバルスタンダードの人材を持ってこないとできない」と説明す
韓国で2番目に大きな財閥である現代自動車グループが入社試験で「歴史問題」を出題したことが波紋を呼んでいる。歴史認識をめぐって日韓関係が悪化しているだけに、さまざまな憶測を呼ぶ一方、「行き過ぎた社員への思想教育はマイナスに働く」(関係者)との指摘も。韓国国内のシェアが4カ月連続で低水準にとどまるなど業績不振を背景に、現代自の経営が迷走を始めているのかもしれない。 「採用試験で歴史問題を出題するなんて、あり得ないですね」。日本の自動車メーカーの広報担当者はこう否定する。世界中でビジネスを展開するグローバル企業の社員にとって自国の歴史や文化などを学んでおくことは大切だが、「採用試験は受験者の適正能力を判断するのが最大の目的。そこで歴史問題を出すのは『別の意図があるのでは?』と勘ぐってしまいます」と話す。そんな驚くべき採用試験を実施したのが韓国の現代自動車グループだ。 朝鮮日報(電子版)による
先月より新築戸建てに入居しましたが、湿度が45%以上に上がらず困っています。 お尋ねしたいのは、タイトルとおり新築戸建ての乾燥は一時的か否か?という点です。 以前はマンションに住んでおりましたが、乾燥の酷い冬期のみ加湿器を使って60%程度にしていました。今も同じ加湿器を使っておりますが、部屋が広くなった為(というか構造上、ほぼ家全体が繋がっています)パワー不足で効果が有りません。朝の起床時には喉がカラカラに、肌も乾燥して多少引きつる感じがします。一年に一度、風邪をひくかどうかという家族でしたが、引越後は全員、ひと月余りで風邪を複数回引いてしまいました。 洗濯物は全て部屋干し、風呂後の換気扇は3分程のみで停止、24時間換気の停止、観葉植物あり、就寝時は枕元に自然帰化式(紙っぽいもの)の加湿器を置く。等々、一応すぐ出来る限りの事はしてみましたが、複数ある湿度計はいずれも、45%付近からほぼ動き
熊谷組は、鉄筋コンクリート造(RC造)と鉄骨造(S造)を混合した新構法「新熊谷式柱RC梁S構法」を千葉県市川市の物流施設「レッドウッド市川原木物流倉庫」に初めて導入し、完成させた。完成したのは、延べ面積3万2793m2、地上4階建ての物流倉庫で、不動産会社のレッドウッド・グループ・ジャパンが特定目的会社を設立して建設を進めたもの。
中国のかつての最高実力者、トウ小平は、1978年から改革開放政策を採用し、政治の面では共産党の一党独裁を維持しながら、経済の面では市場メカニズムや企業の民営化など、資本主義的要素を積極的に導入した。そして、1980年、中国初の経済特区として、広東省に深セン経済特区を指定してから30年余り。深センは世界15位の金融センターと言われるまで発展した。 宙に浮かぶ巨大な“庇” その深セン市に、レム・コールハースが主宰するOMA設計の「深セン証券取引所」ビルが今秋オープンした。高さ245m、51階建ての超高層には、証券取引所のオフィス、立会場、登録所、手形交換所に加え、情報セキュリティ会社、その他附帯設備が配置され、延べ面積は17万5000m2に及ぶ。 深センに証券取引所が設置されたのは1990年で、本プロジェクトはその20周年を記念した建築でもある。 OMAの設計。構造設計、設備設計、ビルディング
旧ユーゴスラビアのセルビアは2013年4月、対立関係にあったコソボとの関係改善へ歴史的な合意に達した。首都ベオグラードではいま、EU(欧州連合)加盟へ向けた新たな都市づくりの機運が高まっている。欧州事情に詳しい国土交通省大臣官房秘書室の菅昌徹治氏は「交通インフラの改善などに、日本の技術や資金を活用すべきだ」と説く。(ケンプラッツ) セルビアの首都、ベオグラード(Belgrade)。この街について、第2次世界大戦後に独自路線を歩んだ社会主義国家・ユーゴスラビアの中心であったことや、ユーゴスラビア解体に端を発した累次の紛争の舞台となったことなどから、日本人の多くは、暗く、閉鎖的なイメージを持っているのではないだろうか。 しかし、一度この街を訪れると、その印象は一変するだろう。広々とした繁華街の大通りには、欧米資本のブランドショップやブティックなどが立ち並び、買い物をする多くの人々で賑わっている
東日本大震災で多発した天井脱落事故を受け、国や企業による対策が急速に進む。2013年8月には国土交通省が、天井の構造に関する告示を公布した。設計事務所や建設会社も安全対策を急ぐ。
日本政府が25年ぶりに円借款を再開するなど、活気を帯びるミャンマーの建設市場。その現状を知るうえで役に立つのが、ヤンゴン市の中心部を囲む「ヤンゴン環状線」だ。車窓に肘をついて風景を眺めながら一周すれば、ミャンマーの人々の日常とともにヤンゴンのインフラ事情がよく分かる。
「バイトテロ」で企業が倒産に追い込まれる事態がついに発生してしまった。 東京都多摩市。東京都下の丘陵地帯に造成された多摩ニュータウンにあるそば屋の「泰尚(たいしょう)」。幹線道路沿いの好立地で営業していたにも関わらず今年8月に閉店。東京地裁に破産を申請して、10月9日に破産手続き決定を受けた。 同社は前社長が亡くなった昨年9月にそれまで3カ所あった店舗を1店に縮小しての再建中だった。その最中、思いもかけない事件が起きた。 アルバイト店員の男子大学生が店内での悪ふざけ画像をインターネット上に公開したのだ。「洗浄機で洗われてきれいになっちゃった」というコメント付きで洗浄機に横たわったり、顔を突っ込んだりした画像をツイッターで投稿。さらには流し台に足をかけたり、胸をはだけ、店の茶碗をブラジャーのように胸に当てたりした画像など、目覆わんばかりの画像も投稿していた。 問題行為が発覚して、ネットが「炎
「エンジニアの情熱と才能を解放する」。新生ヤフーの再成長には、サービスやアプリ開発を担うエンジニアの意識変革が不可欠である。「スマデバファースト」を掲げ、スマートフォンやタブレットへのシフトを明確にした新体制の中で、ヤフーのエンジニア集団約2000人の再活性化を託されたのがCMO(チーフ・モバイル・オフィサー)の村上臣氏である。 村上氏は学生時代に立ち上げたベンチャー企業をヤフーが買収したことに伴い、2000年ヤフーに入社。ヤフーのモバイル事業立ち上げに貢献した後、ソフトバンクが買収したボーダフォンに出向。モバイル・インターネットの技術開発などを指揮した。経験と能力は、ヤフー社内でも評価が高く、ソフトバンクの孫正義社長からの信頼も厚い。就任時35歳という若さで要職に就いたことが、何よりもこの事実を物語る。 CMO就任直後からエンジニア向けの施策を次々と発案、実行に移してきた。1年半がたち、
森岡 大地 日経トレンディ記者 2006年、日経トレンディ記者、2013年、日経ビジネス記者、2014年に日経トレンディ記者。“イクメン”を目指し、仕事との両立に奮闘中。 この著者の記事を見る
この年末、内閣官房・衛星情報センターが運用する偵察衛星「情報収集衛星(IGS)」を巡って、3つの動きがあった。最大のものは、安倍政権が特定秘密保護法を成立させたことだ。安倍晋三首相は12月9日の記者会見で、「特定秘密」に指定する政府情報42万件のうち9割が衛星画像に関する情報だと発言した。この9割の大部分が、IGSが取得した地球観測画像であることは間違いない。 これに先立つ11月13日~12月2日にかけて、内閣官房は台風30号により大きな被害を受けたフィリピン各地域の被害状況地図を次々と公開(関連情報)した。IGSが撮影した画像を解析した結果を地図上にまとめたものだ。内閣官房が、IGSで取得したデータを解析した結果をまとめて公開するのはこれが初めてである。
今回は「ダメなリーディング」をしてしまったため、お客様とのやり取りがスムーズにいかなかった例を紹介します。 メール応対に日々悩まれている人は、どのような文章を書いたらよいかについて、いつも心を砕いていることが多いものです。それでも実際には、お客様に不満足感を抱かせてしまうことがあります。その理由は、リーディングポイントのズレによるところが多いようです。 第2回の最後で「(メールを)読めない人は書けない」ことをお伝えしました。「読めない」のは実力がないからではなく、読み方を間違えているか、知らないだけです。 忙しい業務のなかで、いかに早く返信するかにばかり重きが置かれがちですが、この連載のテーマであるお客様の心に届き、心をつかむことができるメールを書くにはまず、「お客様が何をどのように伝えているのか」を的確につかむことが重要になります。 では早速、今回のカスタマーメールを紹介していきましょう
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 30年近くにわたって原稿を書いているが、「トレンディ」という言葉を使うのはおそらく初めてである。trendyをWeb版のウェブスター辞典で引いてみると、“currently popular or fashionable”と書いてあった。なるほど筆者には無縁な単語である。 それはともかく、トレンディとは日経トレンディを指す。同誌は12月号で「2014ヒット予測ランキング」「2013ヒット商品ベスト30」と銘打った、合計100ページ超の特集を掲載しており、筆者はその特集にほんの少しだけ関わった。 この特集の終わり近くに「技術部門」という箇所があり、そこに「今年、社会にインパクトを与えた技術ベスト10」が掲げられている。10の技術は以下の通りである
あちらを立てれば、こちらが立たないという二律背反の状況には、日々のビジネスの場で、案外頻繁にお目にかかる。製品の機能と品質を極めていくと、コストが上がり、競争力のある価格で提供できなくなる、研究開発スタッフの専門性を高めていくと、専門領域間の隙間に落ちるテーマがかえって増えてしまう、といった話だ。 しかし、本当に大きな価値を生む戦略は、二律背反を越えて、二兎を追うことに成功しているケースが多い。 部品メーカーの納入価格をたたくだけでなく、彼らの生産性向上を支援して、バリューチェーン全体の生産性向上と最終製品の競争力向上に成功してきた日本の自動車メーカー。 あるいは、手作りの要素が強かった時計産業に、クオーツというイノベーションを持ち込み、正確性という品質と大幅なコストダウン、そして規模産業化を成し遂げた過去の日本の時計メーカー。 どちらも、ハイエンドブランド領域でのシェアアップに苦労しては
2008年のリーマンショック後、主要先進国の金融政策が大きく変わった。理想論をいえば、経済学はリーマンショックとその後の景気の状況に対し、あらかじめ処方箋を出せるようになっているべきであったが、そこまで十分に研究が進んでいなかったのが現実だった。 ただし現在では、リーマンショック直後の金融市場のパニック(経済状況から説明のつく価格形成機能の一時的停止)と、その後、欧米を中心に深刻な不況をもたらすに至った要因を解明しつつあるとともに、政策対応が適切かどうかを判断するための理論や実証研究が精力的になされてきている。ここでは、最近筆者がかかわったIMF(国際通貨基金)の金融政策に関する報告書(IMF, 2013a,b)をもとに、最近の論調を俯瞰したい。 まず、長らく忘れられてきた、パニックの際、中央銀行の果たすべき「最後の貸し手」機能の重要性を改めて認識した。すなわち、銀行取り付け騒ぎや金融市場
1919年創業の英テスコは、英国に本拠地を置く、言わずと知れた大手小売りチェーンである。かつては、英国市場の2番手としてセインズベリーの後塵を拝してきたテスコだったが、今や英国市場では最大手となった。グローバル市場においては米ウォルマート・ストアーズ、カルフールに続く第3位の売上規模を誇り、欧州・アジア・北米等、世界14カ国に事業展開している。 「欧州発“最新”マルシェ」の4回目は、このテスコ躍進の背景についてご紹介していきたい。 かぎとなる「TESCO Clubcard」 買い物客がレジで財布から無造作に取り出すカードが、テスコのポイントカードであるTESCO Clubcardだ。買い物客はこのカード会員となることで1ポンドの支払いにつき1ポイントを獲得でき、ポイントを貯めればテスコの様々な商品と交換することができる。一見すると、世の中に溢れている単なるロイヤルティプログラムと同じようだ
第4回では、新製品開発を成功させるには顧客の行動をしっかりと観察し、その行動に隠れている困りごとの情報(開発情報)を多く集めることが大事だと説明しました。 ですがこう言うと、「顧客のニーズには応えたいけれど、そのすべてに対応していたのでは原価がかさんで儲からないよ……」。そんな声が聞こえてきそうです。 確かに、個々のニーズすべてに応えることは現実的に難しいですし、大量生産もできません。ですが、幾つかは同じニーズが重なっている、あるいは似通ったニーズが含まれている可能性は大です。その場合、それらを束ねればよいのです。束ねればある程度まとまったロットになります。 これが「マス・カスタム」という製品開発の手法です。今回はできるだけ多くの顧客ニーズを、原価を抑えながら叶える魔法の手法、マス・カスタムの成功事例について解説します。 「自分向け」のように見せかけて実は量産している パソコンをインターネ
決断時の6つの判断基準 横田:本日は、よろしくお願いします。 経営者としての決定学について、お話を伺いたいと思っています。 森田:こちらこそ、お願いします。 選定と決定という言葉があるけれど、僕の中では、決定と決断ですね。 横田:決定と決断は違うのですか? 森田:そうですね。決定というのは、十分な情報が集まって、どれが良いかと選定するのを決定って言って、8割の情報で実行に移すのを決断。そして、それをやり遂げるのが断行。決断と断行というのは、良い決定と実行を繰り返さないとダメ。 横田:なるほど。それは何回も成功だとか失敗だとかを繰り返しているうちにだんだんわかってくるものなのですか? 森田:そうですね。「勘が先で理論が後」、というのは、当社創業者の故石橋信夫相談役の言であるけれど、ヤマカンではなくて、決断と断行を繰り返し、そこで研ぎ澄まされたのが「良い勘」。 横田:サイコロ降って決めるような
私の職業は、質問家です。しつもんを投げかけることを仕事にしています。 いい質問(=しつもん。ほかの質問と区別するためにひらがなで表記します)は、あなたが思っている以上に、あなたの思考や生き方に大きな影響を与えます。なぜなら、人は誰でも無意識のうちに、数多くの質問を自分に投げかけながら生活しており、その質問のクオリティー次第で、人生や仕事の充実度や成果が変わっていくからです。正しい答えは正しい質問から導かれます。 しかし、一口に質問といっても、実はさまざまな種類があります。この連載では、「そもそもしつもんとは何か?」ということから、「正しいしつもんのあり方」まで、しつもん力の基礎が身につくように解説します。 参考『ビジネスで一番大切なしつもん』『しつもん仕事術』 ビジネスにおいても、表面的に見える部分だけを見て、それが答えだと思いがちですが、さらに掘り下げていくと、その会社の本当の強みや価値
市嶋 洋平 日経ビッグデータ編集長 日経コンピュータ、日経コミュニケーション、日経新聞などを経て、2012年11月にビッグデータ・プロジェクトを立ち上げた。企業のデータ活用促進やデータサイエンティストの人材育成などに取り組む。 この著者の記事を見る
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