米カリフォルニア(California)州ロングビーチ(Long Beach)の水族館で泳ぐイワシ(2006年11月8日撮影)。(c)AFP/GABRIEL BOUYS 【7月29日 AFP】1世紀にわたって続く植物性プランクトンの減少によって海の食物連鎖が崩壊する恐れがあるとの論文が、28日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。人間による魚の消費も影響を受ける恐れがあるという。 研究チームは植物性プランクトンの減少を調査するため、1990年代以降については衛星画像を、衛星画像のないそれ以前については、直径20センチの白い円盤を沈めて見えなくなる深さを測定した19世紀後半以降のデータを用いた。水中に光が届く深さは、植物性プランクトンが持つ葉緑素の濃度を知るよい指標になるという。 その結果、海洋生物のピラミッドを支える植物性プランクトンは毎年1%の割合で減少しており、1950年に
