精神疾患を取り巻く問題を扱うミニコミ誌の小林絵理子編集長は、「『精神疾患の患者は怖い存在』という印象を一般の人に与え、誤解を招く作品だ」と指摘。アニメ作品などの規制問題を扱った「封印作品の謎」(太田出版)の著者、安藤健二氏は「内容が過激なパソコン用成人ゲームの回収例はあるが、念入りなチェックがされているはずの家庭用ゲームソフトが、販売見合わせや回収されるとなれば極めて珍しい事態」と話している。 ■閉鎖病棟 精神保健福祉法に基づく「措置入院」など、隔離が必要と判断された精神疾患の患者を入院させる施設。原則として患者の自由な出入りは禁止される。厚生労働省によると、全国に6624棟あり、32万4335人(いずれも平成17年6月末)が入院している。