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経済と書評に関するatenahのブックマーク (5)

  • 長谷川『縮む世界でどう生き延びるか?』:お気楽な成長否定の社会ダーウィニズム。ふざけんな。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    縮む世界でどう生き延びるか? (メディアファクトリー新書) 作者:長谷川英祐発売日: 2013/02/28メディア: 新書 生物は、個体数が増えるときもあれば、減るときもある。それぞれの時点で、そのときに応じたバランスがあって、みんな常に「適応」している。だから人間社会も、成長しているときがあればいずれは衰退縮小に向かうのは当然なので、いまの経済停滞や不景気も仕方ないことで、当然なんだからみんな我慢しろ、「適応」しろという。 バーカ。 この人は、『働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)』の人で、ぼくも前にほめた。アリの研究者としてはいいんだろう。でもそれを安易に人間社会に適用する軽薄さにはうんざり。 いろんな生物はもちろん、増加局面でも衰退局面でもバランス取れて「適応」しているだろう。でもそれを言うなら人間だってあらゆる場面でバランスは取れて「適応」しているのだ。不景気の

    長谷川『縮む世界でどう生き延びるか?』:お気楽な成長否定の社会ダーウィニズム。ふざけんな。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 吉川『デフレーション』:混乱した本だし、10年以上前の小野山形論争蒸し返し。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    デフレーション: “日の慢性病”の全貌を解明する 作者:吉川 洋日経BPマーケティング(日経済新聞出版Amazon 朝日新聞書評委員が任期終了、最後っ屁でいまぼくがやるとしたらリフレ政策翼賛をやらずにどうするってことで、吉川洋『デフレ』なんてどうかな、と思ったんだが…… なんだ、これってデフレはけしからんからさっさと何とかせい、インフレデフレは金融的な現象だっってケインズもフリードマンも言ってるし、日銀さん、あんたの出番だよ、というかと思って読み始めたら、全然ちがうのね。 書は、デフレには金融政策は効かない、というだ。そして、デフレは実体経済に悪い影響をもたらすといいつつ、でもデフレは不景気の原因ではなく、実体経済が不景気なのでデフレという結果が出たにすぎない、という。そして、デフレをなくすには日が不景気を脱しなくてはいけないので、そのためには日がもっとイノベーションしなくて

    吉川『デフレーション』:混乱した本だし、10年以上前の小野山形論争蒸し返し。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 書評 「世界経済図説」

    21世紀初頭は第2次世界大戦後40年以上続いた東西2分体制と冷戦が終って、「争いから平和」へ、世界グローバル市場への期待が高まった時期であった。しかし経済的には日で言えば1990年代初めの土地バブル崩壊から、不良債権処理に始まる長期デフレ不況がいまだに尾を引き、アメリカでは金融構造改革で一時好況を呈したが、21世紀なると日の後を追って土地バブル(サブプライムローン問題)から金融商品(債券など)の信用に疑問が発生し、2008年にはリーマンショックによる世界金融危機が勃発した。その影響は2012年のいまでも株価低迷、消費減退などが続いている。政治的経済的に東西二大陣営の対立の構図の軸がなくなったかわりに、世界中で民族紛争が活発化し、経済ブロックの分裂と再構成、新興国中国の躍進に見られる世界の多極化が進行したといえる。政治軍事経済の絶対的覇権国家アメリカのゆっくりとした衰退過程に、アジアの龍

  • 今年の10冊 - 備忘録

    恒例のことでもあるので、今年もこのエントリーを書くことにする。 1.カーメン・ラインハート、ケネス・ロゴフ『国家は破綻する 金融危機の800年』 国家は破綻する――金融危機の800年 作者:カーメン・M ラインハート,ケネス・S ロゴフ日経BPAmazon やはり今年、第一にあげるべきなのはこの。2008年秋に始まった経済危機は、日の「文脈」では歴史の彼方だが、現実は、まだその渦中。 2.翁邦夫『ポスト・マネタリズムの金融政策』 ポスト・マネタリズムの金融政策 作者:翁 邦雄日経BPマーケティング(日経済新聞出版Amazon 金融政策についての「骨太」の書。バランスのよい整理。 3.平井俊顕監修『危機の中で〈ケインズ〉から学ぶ 資主義とヴィジョンの再生を目指して』 危機の中で〈ケインズ〉から学ぶ――資主義とヴィジョンの再生を目指して 作者:浅田 統一郎,小野 善康,間宮 陽介,伊

    今年の10冊 - 備忘録
  • 起業や独立や副業を考えている人が絶対に読むべき本5冊 : 金融日記

    僕みたいにサラリーマンをやりつつ、片手間に個人メディアみたいなことをやっている人に、えらそうに起業だの独立だのいわれたくないかもしれませんが、大量のを読んだ結果、起業や独立や副業を考えている人は次の5冊のを絶対に読むべきだという結論に達しましたので、改めて紹介したいと思います。 1. 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義、ティナ・シーリグ(著)、高遠裕子(翻訳) (What I Wish I Knew When I Was 20: A Crash Course on Making Your Place in the World, Tina Seelig) 題名のとおりスタンフォード大学で大人気の起業家養成コースのです。 ある意味で自己啓発ですが、とても面白いです。 日人はどういうわけか、お金というものが何か悪いものだと無意識に思っている人が多いですが、

    起業や独立や副業を考えている人が絶対に読むべき本5冊 : 金融日記
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