米国では今、「グリーンデータセンター」を実現するための技術に注目が集まっている。分かりやすい例では、代替エネルギーを使った電力供給、小型で冷却効率の高い空調設備などがある。さらに高度な仕組みを目指し、多くの企業がしのぎを削っている。 企業によるデータセンター利用の増加に伴い、サーバー、ストレージ、プロセッサといったIT機器の総電力消費量が高まっている。クラウドコンピューティングの成長で、データセンター内の高密度(ハイデンシティー)化も進んでいる。事業者にとっては、電力容量の確保が大きな課題になっている。そこで重要になるのがグリーンデータセンターである。 実はグリーンデータセンターは、事業者だけでなくユーザーにとってもメリットがある。まず、代替エネルギーを使った電力により、電気代を抑えられる。同時に、優遇税制や補助金による金銭的なメリットも見込める。また、バックアップ電力のバラエティーが広が
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