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ブックマーク / xtech.nikkei.com (9)

  • 「SIガラパゴス」を育んだIT部門の罪

    IT産業は、世界に類を見ないユニークなエコシステム(生態系)をつくり上げた。大手SIerを頂点とする多重下請け構造のピラミッドから成るITサービス業のことだ。日だけで独自進化し一大産業として繁栄した。私はこれを「SIガラパゴス」と呼ぶ(関連記事:日だけ!「SIガラパゴス」に明日はあるか)。 極めて便利な存在であるため、ユーザー企業はこの生態系を育んだ。その結果、日企業のIT活用は今や欧米企業に比べ周回遅れで、新興国の企業にも追い抜かれようとしている。 米国のITベンダーの日法人社長は、社の幹部から「なぜ日にはITサービス会社があんなにたくさんあるのか」とよく聞かれるそうだ。米国にもアクセンチュアやEDSのような企業は存在するが、数は限られているからだ。そして回答に苦慮する。 「日のユーザー企業は独自仕様のシステムを作りたがるのに、その開発を外部委託することが多いから」。

    「SIガラパゴス」を育んだIT部門の罪
    atenah
    atenah 2014/01/23
  • 人間は誰でもミスをする、システムは必ず障害を起こす──トラブルを減らす“6つの知恵”

    「To Err is Human」、これは、1999年に米国の有識者機関である米国医学研究所(IOM: Institute of Medicine)から刊行された報告書のタイトルだ。日語に訳すと「人間は誰でもミスをする」という意味になる。 毎年約10万人が医療事故で死亡、米の死亡原因8位に この報告書によると、当時の米国では、毎年4万4000人~9万8000人もの患者が医療事故によって命を落としていた。これは、自動車事故やエイズによる死亡をはるかに上回り、第1位~3位の死亡原因を占める心臓病、がん、脳卒中といった三大疾病から順に数えても、米国の第8位の死亡原因と報告された。

    人間は誰でもミスをする、システムは必ず障害を起こす──トラブルを減らす“6つの知恵”
    atenah
    atenah 2013/12/18
  • 規模は小さくてもキラリと光る、ものづくり

    窮地に追い込まれた、日の半導体産業。東芝のフラッシュメモリやソニーのイメージセンサなど、世界で勝ち組の事業もあるものの、システムLSI事業はどの企業も大変厳しい。 最近の円安で一息ついているどころではなく、システムLSIの微細化の競争では、米Intel社、韓国Samsung Electronics社、台湾TSMCなどに比べ、日勢は大きく後れを取っています。こうした苦境の中、パナソニック富士通は、半導体事業を統合する新会社の設立で合意したという報道もありました。 半導体メーカーの経営再建については、事業を設計と販売に特化し、製造は海外の企業に委託すると言われています。日に存在するシステムLSIの工場は、TSMCや米GLOBALFOUNDRIES社といった、海外の大手製造業に売却するとも報道されています。 それでも、日に製造業を残す方法を考えろ、知恵を出せ、と私もさまざまな方面から言

    規模は小さくてもキラリと光る、ものづくり
  • 【緊急寄稿】容疑者の逮捕が事件の終わりではない

    2013年2月10日早朝、2012年から国内を大きく騒がせた遠隔操作ウイルス事件の容疑者が逮捕された。この事態にあたり、セキュリティ対策会社のラックでセキュリティ技術統括を務める西 逸郎氏による緊急寄稿を掲載する。 一連の遠隔操作ウイルス事件における真の狙いは、犯人の主張を信じれば「警察をはめる」という部分にある。だが、警察は法的にそうした点に対して直接的には動けず、爆破予告や殺人予告とウイルスの作成や供用で動かざるをえないことに、今回の事件質がある。 そのため、メディア報道や警察の行動による結果が、犯人の狙い通りに動かざるをえなかったことは否めない。こうした類の犯人(警察や国を侮辱する目的の愉快犯)への対抗として、その狙いを実現させない手段への考慮も必要と考える。 ユーザーやプロバイダーは日頃からの備えが大事 遠隔操作される可能性がある側が日頃から注意すべき点を考えると、いざという

    【緊急寄稿】容疑者の逮捕が事件の終わりではない
  • ITpro 総合トップ

    ミッションクリティカルシステムの将来をとことん話そう 基幹系のインフラが光り輝く日はもう来ないのか? CTCとNSSOLのフェローが激白

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  • 広大な森林が魅力のワシントンDC周辺、ITビジネス成長と地域活性

    2011年春から赴任しているバージニア州は、森林に囲まれた地域だ。春になると一面が新緑であふれ、秋には紅葉で真っ赤に色づき、大変美しい景観を創り出す。バージニア州北東部のポトマック川沿いはアレクサンドリア、アーリントンなどの歴史ある街並み。州の西方には巨大なルレイ鍾乳洞、シェナンドー国立公園などの大自然が広がっている。 一方、NTTアメリカが拠点を構える同州のフェアファクス郡は、ワシントンDCの中心部まで車で20分程度と交通の便が良いという特徴もある。近年この地域は、政府関係機関を相手にしたIT事業の急速な伸びが目立っている。2012年上期に、政府機関用のクラウド利用のセキュリティガイドライン「FedRAMP」の運用が始まることもあり、米国連邦政府に限らず、世界銀行、IMFなどの国際機関や、CIA、FBI、軍関連組織などがITシステムを外部の事業者にアウトソースする動きがさらに盛んになりそ

    広大な森林が魅力のワシントンDC周辺、ITビジネス成長と地域活性
  • 革新的技術の開発が進み注目集まるグリーンデータセンター

    米国では今、「グリーンデータセンター」を実現するための技術に注目が集まっている。分かりやすい例では、代替エネルギーを使った電力供給、小型で冷却効率の高い空調設備などがある。さらに高度な仕組みを目指し、多くの企業がしのぎを削っている。 企業によるデータセンター利用の増加に伴い、サーバー、ストレージ、プロセッサといったIT機器の総電力消費量が高まっている。クラウドコンピューティングの成長で、データセンター内の高密度(ハイデンシティー)化も進んでいる。事業者にとっては、電力容量の確保が大きな課題になっている。そこで重要になるのがグリーンデータセンターである。 実はグリーンデータセンターは、事業者だけでなくユーザーにとってもメリットがある。まず、代替エネルギーを使った電力により、電気代を抑えられる。同時に、優遇税制や補助金による金銭的なメリットも見込める。また、バックアップ電力のバラエティーが広が

    革新的技術の開発が進み注目集まるグリーンデータセンター
  • データベースの内部動作を知る

    SQLのプログラミングは奥が深い。特にパフォーマンスの観点から、そう言えるだろう。 みなさんご承知の通り、同じ結果を出すプログラムでも、SQLの書き方次第で処理時間に何倍もの差が生じ得る。効率の悪いSQLを書いてしまう原因は、多くの場合、リレーショナルデータベースの内部動作やアプリケーションに関する理解不足である。両者をよく知った上で最適なSQLを書けるようになることは、システムエンジニアとしての重要なスキルの一つである。 特集『基礎から理解するデータベースのしくみ』では、リレーショナルデータベースの内部動作について、基的な部分を分かりやすく解説している。SQLプログラミングに役立つことはもちろん、SQLチューニングやデータベース設計のための基礎知識としても不可欠だ。 イントロダクション ブラックボックスのままでいいの? Part 1:SQL文はどのように実行されるのか SQL実行までの

    データベースの内部動作を知る
  • 文章を書くノウハウを伝授

    ITエンジニアにとって文書作成技術は欠かせません。日常のメールのやりとりにはじまり、要件定義書、機能仕様書、企画の提案書など、上司やチーム、顧客などに対して、文章でコミュニケーションをとる機会がとても多いからです。 連載『悪文と良文から学ぶロジカル・ライティング』では、論理的にわかりやすい文章を書くノウハウを伝授しています。ITエンジニアが日常的に用いるであろう文章を例に使い、どこが悪くてどう直せばいいのかといったポイントをわかりやすく解説しています。実践すれば、誰でもすぐにわかりやすい文書が書けるようになるはずです。 オリエンテーション ITエンジニアにとって「書く技術」とは? 文書の全体構成を組み立てられるようにする 内容を大きく分けて項目を立てる 適切な順番で項目を並べる 話の階層をそろえる 文章表現の基ルールをマスターする 主語と述語を対応させる 修飾語と被修飾語をはっきりさせる

    文章を書くノウハウを伝授
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