SBIホールディングスとアンリツは2012年4月26日、IFRS(国際会計基準)を2013年3月期決算から任意(早期)適用すると発表した。両社とも、企業活動がグローバル化するなか、財務情報の国際比較性を向上させるのが主な目的としている。IFRS任意適用については、日本電波工業、住友商事、HOYA、日本板硝子、JT、ディー・エヌ・エーが開始または表明している。 ベンチャーキャピタル大手のSBIホールディングスは、投資事業のほか銀行業・証券業などの金融サービス事業を海外展開しており、外国人株主比率は約45%(2012年3月末現在)という。さらに、「香港証券取引所メインボード市場にHDR(香港預託証券)を上場する際に、早期のIFRS 適用が求められていた」(同社)こともあって、IFRS任意適用を決めたと説明する。 加えて、IFRSではのれんを非償却とする点も一因だったとみられる。2011年末の個
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