IT業界の人からときどき聞く発言の一つに、「ITプロジェクトではクリティカル・パス法なんか使えない」という主張がある。わたしはスケジューリングとかタイム・マネジメントの分野で長く仕事をしてきたが、こういう主張をIT分野以外できいた覚えがない。IT業界人は知的な人が多いと思うが、自分達の仕事を“特殊な仕事”だと考える傾向も強いように思われる。無論ある意味では特殊な分野かもしれないが、だとしても1日の作業のあとに2日の作業をした場合、合計3日かかるのは、どんな仕事でも共通ではないか。なぜIT業界の人だけ、“ウチの分野は1+2=3の算数が成立しない”といった意味のことを言いたがるのか? 当初はとても不思議に感じた。 しかし、話しあっていく内に、次第にIT系の人たちの抱える不満、ないし問題がすこしずつ分かるようになってきた。クリティカル・パス法はいうまでもなく、プロジェクト全体を複数のアクティビテ
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