8月26日、平成23事務年度の監督方針と検査基本方針が公表された。その中で保険会社等向け監督方針に関してみてみよう。 目次というか、大項目は次のとおり。 金融資本市場を取り巻く環境と今後の金融監督の基本的考え方 リスク管理の高度化の促進 顧客保護と利用者利便の向上 保険会社等の属性に応じた監督対応 環境と基本的方針を最初に掲げるのは当然のことだとすると、実質的に監督上の今年の最重要テーマは2.の「リスク管理の高度化の促進」ということになる。 「リスク管理の高度化の促進」は (1) 統合的なリスク管理の促進 (2) ソルベンシー評価の見直し等 の2項目から構成されていて、後者は、「ソルベンシー・マージンの新基準および連結ソルベンシー・マージン基準の円滑な導入」「経済価値ベースのソルベンシー規制の検討」「中期的な保険監督会計のあり方についての検討」が挙げられている。 保険監督会計について(IF
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