日本オラクルでは、Big Data Managementによる“ビジネス価値の発掘”とFast Data Processingによる“ビジネス機会の捕捉”という2つの側面でビッグ・データの活用を促進している。その中核となるのが、Oracle ExadataやOracle Exalogicなどで構成されるサービス・プラットフォームである。企業内に蓄積された構造化データ、非構造化データのすべてを有効に活用し、経営分析や意思決定に生かすことが、Oracleのビッグ・データ戦略で目指すゴールといえる。 山下竜大 ■情報端末の急増がビッグ・データ注目の背景 スマートフォンやゲーム/家電、各種センサ、衛星(GPS)、ETC/VICSなど、情報を発信する端末の急増により、蓄積されるデータは爆発的に増大している。ある調査では、2009年には800エクサバイト(EB)だった世界のデータ容量が、2020年に