廃刊とか解散とか閉店とか人の死とか、 自分にとって大切なものとの別れは突然当たり前な顔してやってくる。 そういうものだ。 どんなに長く続いたって、100年も経てば大抵のものはほぼ総入れ替えだ。 在りし日々のそれらが残すものは、記録ではなく影響。 感謝して受け止めて消化して自分のものにして、次に繋げていかなきゃいけない。 気張らなくても、しっかりと心に留めておくだけでもいい。それで繋がる。 残念なことに、リニューアル2号目にして現編集部員が総入れ替えになってしまうらしい。 事実上は「廃刊」。 リニューアルしてからの2号については何の文句もない。 特に、最新号はとても良い。 音楽バカのバカ汁が隅々まで行き届いた、丁寧な雑誌になっている。 クラブミュージックの側からこうした丁寧な雑誌が出てきたことをとても頼もしく誇らしく思った。 野田さんが「ele-king」から作り続けていた音楽雑誌の理想形が