つれづれ、こばなし、おとぎばなし非常階段のJOJO広重さんとご一緒にお仕事をしたこの数カ月間、彼がいつもどこかに従えている静けさの存在を、感じていた。 出来るだけ安定した視線を保つこと、求めすぎないこと。心の平穏さ。これらは今までの私になかったものだ。だから、不安定でたまらなかった私。 おかげで、これらの姿かたちを、輪郭を、なんとなく思い描くことが出来るようになった。 三十年間、非常階段はノイズミュージックを奏で続けてきた。 (ノイズミュージックの始祖であるこのバンドのドキュメンタリー本のプロモーションのスタッフとして、私は広重さんを初めとする非常階段や周囲の方々と知り合う機会に恵まれた。) 人の感情には厚さや色合いがあり、一定の流れを形成していることにも気がついた。ひとりひとりの人間のまわりに、彼ら/彼女らから噴き出したさまざまな喜怒哀楽が渦巻いているというイメージだ。そして感情の流れは
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