KiliKiliVilla(以下、キリキリ)を創立させて1年目だった安孫子真哉が、現在進行形のパンク・カルチャーへの興奮や既存メディアへの違和感などを赤裸々に語ったロング・インタヴューを、Mikikiが公開したのが2015年の10月。以降、同レーベルはNOT WONKやCAR10、SEVENTEEN AGAiNといった当初から看板として掲げていたバンドの躍進をプッシュしつつ、Penny ArcadeやDebonaireら歴史の陰に埋もれたインディー・ポップの立役者たちの音源をリイシュー。さらに、Gezan やLEARNERSといったシーンのフロントラインから、Have a Nice Day!やEccy、Jappersらパンクという括りでは捉えきれない才能までをレーベルのカタログに加えてきた。 さまざまなトライブを意識的に攪乱していくような意欲的な活動を、3年間にわたって続けてきたキリキリだ