1993年に中川敬を中心とするニューエスト・モデル、伊丹英子を中心とするメスカリン・ドライヴという2つのロックバンドの同時解散を経て、そのグループのメンバーにより結成されたソウル・フラワー・ユニオンは、チンドン、アイルランド音楽などの要素を融合したミクスチャールーツミュージックグループとして高い評価を獲得してきた。 そのプロセスには、1995年の阪神・淡路大震災の被災地で、民謡や流行り唄を演奏するために結成されたアコースティックユニット、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、そして少人数でこまめに各地をまわるソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン名義による2005年から始まったツアーなど、異なる編成による多彩な活動がある。 こうした柔軟な姿勢は、新しい米軍基地の建設が予定されている沖縄の辺野古で今年10月末に開催されたイベント「Peace Music Festa!」でも同様。イベン