ブックマーク / honz.jp (7)

  • 大人が買わざるを得ない図鑑 『キン肉マン「超人」初回限定ケース版 (学研の図鑑)』 - HONZ

    「もしもキン肉マン超人が実在したら・・・?」700体以上の超人を仲間ごとに分類し、美しいイラストで紹介した図鑑が発売になった。しかも、来年50周年を迎える「学研の図鑑」のラインナップとして。なつかしさバクハツ、激アツである。発売前から大反響で、多数の予約注文が入ったそうだ。ただし、購入者層には偏りがあったという。 それは、もしかしたらHONZ閲覧者層と年代・性別においてかなり重なるのではないか。しかし、生活動線から、はずれているだろう。私は、情報を届けたいと思った。キン肉マンはフィクションだが、図鑑はノンフィクションである。これは詭弁かもしれないが、どうかHONZで紹介させていただくことをお許しいただきたい。 中学の頃、私のあだ名はラーメンマンだった。残虐超人だが、私は喜んでそれを受け入れた。なぜなら、「キン肉マン」を愛する同級生のみんなのことが大好きだったからである。ちなみに、高校では「

    大人が買わざるを得ない図鑑 『キン肉マン「超人」初回限定ケース版 (学研の図鑑)』 - HONZ
    atoz
    atoz 2019/05/25
    ブロッケン一族にはどこまで踏み込んでいるのだろうか……。
  • 『祖父はアーモン・ゲート』虐殺者と家族の葛藤 - HONZ

    映画『シンドラーのリスト』を見た人は覚えているだろう。プワショフの強制収容所でユダヤ人を無慈悲に殺す所長の姿を。彼はシンドラーの友人であり、またユダヤ人を庇おうとしていたシンドラーのライバルとしても描かれている。その男の名は、アーモン・ゲート。身長192センチ、体重120キロの巨漢の男はナチス親衛隊の中でも突出した残虐な男だ。 アーモン・ゲートは各地のゲットー撤去作業で陣頭指揮をとりその異能を発揮し始める。彼が指揮した1943年のクラクフのゲットー撤去作業では二日で約千人が殺され、四千人が追い出された。その多くはアウシュビッツ強制収容所に送られたという。 各地のゲットー撤去作業での功績によりプワショフ強制労働収容所所長へと出世したゲートはこの収容所で死の嵐を巻き起こす。プワショフの生き残りシュテラ・ミュラーマーディによると「気に入らない者がいれば、髪のあたりを鷲づかみにしてその場で撃ち殺し

    『祖父はアーモン・ゲート』虐殺者と家族の葛藤 - HONZ
    atoz
    atoz 2014/08/28
    「祖母は常に美しく身なりを整え、いつも優しく愛情をこめてジェニファーに接した。しかし、彼女が秘められた家族史を知ったとき、そのことが何よりも大きな問題となる」
  • 【連載】『真相:マイク・タイソン自伝』第1回 不良少年の覚醒──マイク・タイソンが初めて力に目覚めたとき - HONZ

    タイソンはニューヨーク州ブルックリンのスラム街の貧困家庭に育った。子供の頃のタイソンは体も小さく臆病でいじめられっ子だった。小学校1年生のときいじめっ子に大事な眼鏡をトラックのガソリンタンクに投げ込まれ、その日を境に学校に通わなくなる。そして街をふらついているときに絡まれた不良少年グループのパシリとなって窃盗を覚え、同時に彼らから伝書鳩の世話を任されるようになる。以来、タイソンは鳩を溺愛するようになる。そんなある日、タイソンの人生を一変させる出来事が起こった。 力に目覚めたとき 大きくなるにつれ、注目を浴びたいという願望を持つようになった。「俺はここらで1番のワルだ」とか「俺の鳩は最高だぜ」とか。だが、そうなるには内気すぎたし、不器用すぎた。それでもある日を境に、観衆の称賛を浴びるのがどんな気持ちか理解できるようになった。 マイク・タイソン(Mike Tyson) 1966年生まれ。アメリ

    【連載】『真相:マイク・タイソン自伝』第1回 不良少年の覚醒──マイク・タイソンが初めて力に目覚めたとき - HONZ
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    atoz 2014/07/28
    「子供の頃のタイソンは体も小さく臆病でいじめられっ子だった。小学校1年生のときいじめっ子に大事な眼鏡をトラックのガソリンタンクに投げ込まれ、その日を境に学校に通わなくなる」
  • 『浪速のロッキーを〈捨てた〉男 稀代のプロモーター・津田博明の人生』ボクシングビジネスの光と影  - HONZ

    世界タイトルまで行くには、テレビ局がついてくれなあかん。そのためには注目されることが大事や。おまえがプロデビューしたら、オレが適当な相手を見つけてきたる。おまえはとりあえず倒しまくったらええ。プロは倒してなんぼや。連続KOの日記録を狙うんや 津田の野望は壮大だった。世界王者のトレーナーになる。だが、ボクシング人気全盛の当時、ジムすら持っていない津田がアマチュアで実績を残した才能ある選手に巡り会うチャンスは皆無。津田は考えた。自分で原石を見つけて、磨き上げればいい。有力ジムでない以上、必要なのは「看板」だ。高校インターハイを制して、マッチメイクを工夫してでも「それなりの実績」をつくる。近所でボクシング好きな中学生の竹ノ内秀一に出会い、自宅や公園で二人三脚の練習が始まった。

    『浪速のロッキーを〈捨てた〉男 稀代のプロモーター・津田博明の人生』ボクシングビジネスの光と影  - HONZ
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    atoz 2014/06/30
    「赤井の快進撃は途中からは所属ジムの会長である津田によってつくられた。そして、赤井のボクサーとしての最期も津田によりもたらされた」
  • 『エロの「デザインの現場」』 - R18の想像力 - HONZ

    なにもかもが久しぶりの経験であった。 書店でなかなか見つからず、店員さんに「『エロのデザインの現場』って、ありますか?」と聞いてちょっと恥ずかしかったこと。電車の中で隣の人に覗きこまれないよう、表紙に角度をつけてガードしながら読まなければならなかったこと。家に帰ってきてからもに見つからぬよう、大きめの写真集の隙間に背を奥側に向けてしまうなど細心の注意を払わなければならなかったこと。 誤解のないように強調しておくが、書は別にエロではない。エロのデザインを司った男たちの物語、そしてその制作現場について書かれたである。だが、それでも眉を潜める人というのは少なからずいるだろう。かくもエロには人権がない。しかし書を一読するだけで、エロは恥ずかしくて隠さなければならないものというイメージがきっと払拭される。 登場する9人のデザイナーは、いずれもエロのデザインをすることが好きでかっこい

    『エロの「デザインの現場」』 - R18の想像力 - HONZ
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    atoz 2014/03/01
    「エロ本はダサくて隠したいもの、という負のイメージを先鋭的なデザインワークで塗り替えた。彼を一躍スターダムに押し上げたのがバブル期以降の『URECCO』の表紙である」
  • 『誘蛾灯 鳥取連続不審死事件』 この街には行くところがない - HONZ

    2009年秋、2つの連続不審死事件が明るみに出た。いずれも30代の小柄の肥満体型の女性が幾人もの男性を虜にして多額の金を貢がせていた格好だったが、世間の反応は対照的だった。 首都圏でネットを通じて知り合った中高年の独身男から金をだまし取り「セレブ」な生活を送った木嶋佳苗。法廷での服装や突拍子のない発言まで詳細に報じられ、佳苗の裁判の「追っかけ」まで登場した。 一方、鳥取県の寂れたスナックで5人の子どもを抱えながら出会った男達を手玉に取った上田美由紀。木島佳苗が独身の中高年がターゲットだったのに対して上田美由紀は子持ちを狙った。それも刑事や読売新聞記者という収入や社会的地位が低いわけでもない人間が多い。だが、彼らは青白く瞬く「誘蛾灯」に吸い寄せられるように子や職を捨てでも美由紀の元に走り、最終的には謎の死を遂げる。ダンボール箱をかぶった状態で轢死するなど木嶋事件よりも、謎の点も多いのだが

    『誘蛾灯 鳥取連続不審死事件』 この街には行くところがない - HONZ
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    atoz 2014/01/31
    「全都道府県の中で人口最小の鳥取県の陰鬱とした歓楽街の中でも、さらに陰鬱とした「底辺」ともいえるデブ専スナック」
  • 『文藝春秋』 今月買った本 - HONZ

    まだ3年もたっていないのに、ドバイの話などは古い感じがする。 ——————————– 祇園町で遊ぶたびに不思議に思っていたことがある。あちこちに張ってある「蘇民将来之子孫也」という紙のことだ。札幌生まれの筆者には意味がわからない。蘇といえば古代のチーズだったはずだ。じっさい祇園町にあるKという料理屋でもべさせてくれる。チーズをつくる民の将来は子孫繁栄とでもいうのであろうか。 『牛頭天王と蘇民将来伝説』はこのおろかな疑問を解決してくれた。牛頭天王とは半牛半人の姿をした祇園精舎の守護神のことであり、蘇民将来はその神を助けた人物だというのだ。牛頭天王は蘇民将来に感謝し、その子孫まで守護すると約束したため、人々は自分がその印であるお札を貼るというわけだ。 この牛頭天王伝説が明治時代にスサノオ伝説と習合され、京都の祇園社は八坂神社と名前をかえさせられた。書ではこのメインストーリー以外にも牛頭天王

    『文藝春秋』 今月買った本 - HONZ
    atoz
    atoz 2012/11/23
    「原田は生涯に二度ジョフレと拳を交えている」「勝敗がわかっていても、結末を知っていても、この2人の闘いは読むものの鼓動を早くする」
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