農業ベンチャー企業のハタケホットケ(長野県塩尻市)は、水田のリモコン型除草機を開発した。無農薬や減農薬栽培に取り組む小規模農家向けで、除草機の名前は「ミズニゴール」。リモコン操作で水田を動き回り、田の水を濁らせて光合成を阻害することで除草につなげる。重さ7キロと軽く、持ち運びに便利なのが特徴だ。農家での実証を経て、来年の販売を目指す。 雑草の発生防止のため、チェーンを人力で引いて水を濁らせる除草機での作業は、大きな負担がかかる。除草機は、内蔵した充電式のバッテリーで走る。人力の除草機だと10アール当たり2時間かかるところを、除草機は同20分で済む。 ▲「ミズニゴール」を作ったエンジニア(右)と打ち合わせをする日吉代表(長野県塩尻市で) 除草機本体はグラスファイバーでできており、耐水性が高いのが特徴。水田の中でのスピードは時速10キロほどを見込んでおり、リモコンで速度の調整が可能だ。 7月ま
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